SAN/NASとは?さん・なす
SANはファイバチャネルなどの高速な専用ネットワークで記憶装置群を接続し、サーバ群からブロック単位でアクセス・共有できるようにした構成。NASはLAN上でファイル単位のアクセスを提供する専用機。どちらを採るかは、必要なI/O特性(ブロックかファイルか)と、ストレージのトラフィックを業務通信から分離する必要があるかで決まる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
サーバごとに内蔵ディスクを持たせると、片方が満杯でもう片方が空くという偏りが避けられず、増設もバックアップもサーバ単位で個別に手当てすることになる。記憶装置を外へ出して共有すれば、容量の融通と集中バックアップができる。可用性・性能・コストのどれを優先するかで構成が変わるため、システム方式設計の選択肢として問われる。
具体例
日立製作所のVSPシリーズや富士通のETERNUSはSAN接続のディスクアレイとして基幹系で使われ、ネットアップのONTAP搭載機はNASの代表例。ファイバチャネルを敷かずにIP網の上でブロックアクセスを行うiSCSIは、中規模の刷新案件でコストを抑える選択肢になる。
試験での引っ掛け
SANはブロックアクセス、NASはファイルアクセス。この対比がそのまま設問になる。iSCSIのようにIP網を使ってもブロックアクセスである点は変わらず、「LANを使う=NAS」ではない。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問22(IPA)
磁気ディスク装置や磁気テープ装置などの外部記憶装置を、通常のLANとは別の高速な専用ネットワークで構成したものはどれか。
正解:SAN
要点:SANは記憶装置専用の高速ネットワークを構成する
SANは、サーバと外部記憶装置を結ぶために、通常の業務用LANとは分離した高速な専用ネットワークを構成する方式である。ファイバチャネルなどを用いてブロック単位でアクセスするため、大量のデータ転送でも業務通信に影響を与えにくい。NASはLAN上でファイル単位に共有する方式であり、DASはサーバへ直結する方式である。
出典:平成30年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問22(IPA)
磁気ディスク装置や磁気テープ装置などの外部記憶装置とサーバを、通常のLANとは別の高速な専用ネットワークで接続してシステムを構成するものはどれか。
正解:SAN
要点:SANはLANと分離した専用高速網でストレージを共有する
SAN(Storage Area Network)は、サーバとストレージ装置を業務用LANとは分離した専用の高速ネットワークで結ぶ構成である。ファイバチャネルなどを用いてブロック単位でアクセスするため、大容量データの転送でも業務トラフィックに影響を与えにくく、ストレージの集約と共有がしやすい。
出典:令和3年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問22(IPA)
SAN(Storage Area Network)におけるサーバとストレージの接続形態の説明として、適切なものはどれか。
正解:ファイバチャネルなどによる専用ネットワークで接続する。
要点:SANはFC等の専用網でブロック単位のアクセスを提供する
SANは、サーバとストレージ装置をLANとは別に用意した専用ネットワークで接続する構成である。伝送路にはファイバチャネルが代表的に用いられ、ブロック単位でアクセスするため、大量データの転送でも業務LANに影響を与えずに高速なI/Oを実現できる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。