RAIDとは?れいど
RAIDとは、複数台の磁気ディスクを1つの論理ディスクとして扱い、性能または信頼性を高める技術。RAID0はストライピングのみで冗長性を持たず、RAID1はミラーリング、RAID5はパリティを全ディスクへ分散、RAID6は2台の同時故障まで許容する。方式の違いは冗長情報の持たせ方にある。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
ディスクは機械部品を含むため必ず壊れるが、1台の故障で業務を止めるわけにはいかない。安価なディスクを並べ、復元用の冗長情報を分散して持たせれば、単体の高信頼装置に頼らず可用性と容量を確保できるという発想から生まれた。台数・容量効率・書込み性能・許容故障台数のどれを取るかで方式が分かれ、その選択の説明が設計の要点になる。
具体例
4台構成のRAID5は実効容量が3台分で、1台故障しても残りのデータとパリティから内容を再構成して運転を続けられる。同じ4台でもRAID1+0なら実効容量は2台分だが、書込み性能とリビルド時間で有利になる。
試験での引っ掛け
RAIDをバックアップの代わりに数える選択肢が誤り。守れるのは装置故障だけで、誤削除やマルウェアによる論理破壊は全ディスクへ即座に反映される。リビルド中は性能が落ち、その最中の2台目故障でデータを失う点も併せて問われる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問18(IPA)解説で登場
RAID1〜5の方式の違いは、何に基づいているか。
正解:データ及び冗長ビットの記録方法と記録位置との組合せ
要点:RAIDのレベルは冗長ビットの持たせ方の違いで分かれる
RAIDの各レベルは、データをどのように分割して並べ、パリティなどの冗長ビットをどのような形でどの位置に置くかという組合せによって区別される。ストライピングだけのRAID0、ミラーリングのRAID1、専用パリティディスクをもつRAID4、パリティを分散させるRAID5といった違いはすべてこの観点で説明できる。装置の性能やインタフェース、MTBFはレベルの定義とは関係しない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。