MISRA-Cとは?みすらしー
MISRA-Cとは、自動車業界の団体MISRAが定めた、組込み向けC言語のコーディング規則集。処理系依存の記述・未定義動作・誤読を招く書き方を禁止または制限し、安全性と移植性を確保する。規則は必須・要求・助言といった強さで区分される。車載に限らず、医療機器や産業機器の組込み開発でも参照される。
最終更新:2026-10-06
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C言語には動作が処理系に委ねられる箇所や、書けてしまうが意図と食い違う記法が多く、故障が人命に関わる領域でそのまま使うのは危うい。言語そのものを変えられない以上、使ってよい書き方を制限するという解決が採られた。機能安全規格ISO 26262が求めるコーディング標準の実体としても参照される。
具体例
「動的メモリ確保を使わない」「gotoを制限する」「暗黙の型変換を書かない」といった規則を定め、適合しているかはPolyspaceやParasoft C/C++testなどの静的解析ツールで自動検査する。
試験での引っ掛け
言語仕様やコンパイラの制約そのものではなく、書き方を縛るガイドラインである点が問われる。理由を記録して規則から外れる逸脱(deviation)の手続きも定められており、全規則を機械的に守ること自体が目的ではない。C++向けにはMISRA C++が別に定められている。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問9(IPA)
組込みシステムの開発におけるソースコードの品質向上のために、C言語のコーディング規則をまとめたものはどれか。
正解:MISRA-C
要点:MISRA-Cは組込み向けC言語のコーディング規則集
MISRA-Cは、自動車業界の団体MISRAが策定したC言語のコーディングガイドラインで、処理系依存や未定義動作を招きやすい書き方を制限し、安全性と可搬性の高いコードを書くための規則をまとめている。車載をはじめとする組込みソフトウェアの品質確保に広く使われている。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。