STS分割とは?えすてぃーえすぶんかつ
STS分割とは、プログラム内のデータの流れを、入力を取り込む源泉(Source)、加工する変換(Transform)、出力する吸収(Sink)の3つに区切ってモジュールを切り出す分割技法。最大抽象入力点と最大抽象出力点を境目に定め、その位置で構造を決める。
最終更新:2026-10-06
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モジュールの切り方を場当たりに決めると、入力形式の変更が集計ロジックにまで波及し、修正範囲が読めなくなる。データの流れの中で「もう入力の形をしていない点」と「もう出力の形になった点」を境にすれば、変更の理由が異なる部分どうしが自然に分かれる。分割の根拠を説明できることが設計レビューで問われる。
具体例
構造化設計(ヨードンとコンスタンチン)の系譜にある技法で、売上ファイルの読込みと検査を源泉、店舗別・商品別の集計を変換、帳票レイアウトへの整形と出力を吸収とし、制御モジュールがこの3本を呼ぶ構造へ落とす。
試験での引っ掛け
TR分割・共通機能分割との区別が定番。TR(トランザクション)分割は入力データの種類ごとに処理を振り分ける技法、共通機能分割は複数から呼ばれる処理をくくり出す技法で、着目点がデータの流れか、入力の種類か、呼出しの重複かで分かれる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問7(IPA)
プログラムの構造化設計におけるモジュール分割技法の説明のうち、適切なものはどれか。
正解:STS分割は、データの流れに着目してプログラムを分割する技法であり、入力データの処理、入力から出力への変換処理及び出力データの処理の三つの部分で構成することによって、モジュールの独立性が高まる。
要点:STS分割は入力・変換・出力の流れで分ける技法
STS分割は、プログラムを入力(Source)、変換(Transform)、出力(Sink)という三つの部分に分けるデータの流れに着目した技法で、各部分の役割が明確になるためモジュールの独立性が高まる。TR分割も同じくデータの流れに着目してトランザクションの種類ごとに分ける技法であり、データ構造に着目するのはジャクソン法である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。