モジュール結合度とは?もじゅーるけつごうど
モジュール結合度とは、あるモジュールを変更したとき影響がどこまで及ぶかを、受渡しの経路の太さで段階付けた尺度。弱い順にデータ結合・スタンプ結合・制御結合・外部結合・共通結合・内容結合の6段階があり、必要な値だけを引数で渡すデータ結合が最も望ましい。凝集度(強度)と対で使い、結合度は低く凝集度は高くが設計の指針になる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
一枚岩の保守で最も費用が掛かるのは、どこを直すと何が壊れるか分からないという状態である。1974年にスティーブンス・マイヤーズ・コンスタンチンが、この曖昧な感覚に段階という客観的な物差しを与えた。システムアーキテクトの読者にとっては設計レビューで指摘を言語化するための共通語彙で、内部設計書の妥当性を説明する場面で効く。
具体例
設定値をまとめた大域テーブルを複数モジュールが直接参照しているのは共通結合で、項目を1つ足すだけで参照側すべてを再検証することになる。同じ値を引数1つで渡す形に改めればデータ結合となり、影響範囲が呼出し関係の線の上だけに閉じる。
試験での引っ掛け
構造体やレコードをまるごと渡すのはスタンプ結合で、必要な項目だけを渡すデータ結合より結合度が高い。処理を切り替えるフラグを渡すのは制御結合で、呼出し側が呼出し先の内部構造を知っていることになる。段階の順序を逆向きに覚えていると、最も望ましいものを選ぶ設問で取り違える。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問6(IPA)
モジュール間のデータの受渡し方法のうち、最も低いモジュール結合度となるものはどれか。
正解:単一のデータ項目を引数で受け渡す。
要点:単一データ項目を引数で渡すデータ結合が最も低い結合度
モジュール結合度は弱い(低い)ほど良く、弱い順にデータ結合、スタンプ結合、制御結合、外部結合、共通結合、内容結合と並ぶ。必要な単一のデータ項目だけを引数で渡す形はデータ結合に当たり、この選択肢の中で最も結合度が低い。
出典:令和6年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問5(IPA)
モジュール間のデータの受渡し方法のうち、最も低いモジュール結合度となるものはどれか。
正解:単一のデータ項目を引数で受け渡す。
要点:単一データ項目を引数で渡すデータ結合が最も低い結合度
モジュール結合度は弱いほど良く、弱い順にデータ結合、スタンプ結合、制御結合、外部結合、共通結合、内容結合となる。処理に必要な単一のデータ項目だけを引数として渡す形はデータ結合であり、示された四つの中で最も結合度が低い。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。