ドメインエンジニアリングとは?どめいんえんじにありんぐ
ドメインエンジニアリングとは、保険や勘定系のような特定の業務領域を単位に、その領域の概念・共通機能・アーキテクチャ・開発ツールを先に整備し、個別案件は差分開発で済ませられるようにする活動。領域分析・領域設計・領域実装の順に進め、個別製品を作るアプリケーションエンジニアリングと対をなす。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
受託開発では案件ごとに要件を聞き直し、似た機能を毎回作り起こすため、見積りは膨らむのに品質は安定しない。特定分野に限れば業務の骨格は案件をまたいでほぼ変わらないという性質に着目し、その骨格を組織の資産として先に作っておくのがこの活動である。どこまでを共通資産にし、どこから案件固有にするかの線引きが設計判断になる。
具体例
NTTデータの地域金融機関向け共同利用型システムのように、預金・為替・融資という勘定系の共通業務を先に資産化し、参加行ごとの違いは設定と付加機能で吸収する形が典型になる。個別案件で作るのは差分だけで済む。
試験での引っ掛け
汎用の部品化と混同しやすい。適用範囲を広げるほど再利用率が上がるのではなく、対象領域を絞るほど業務知識ごと作り込めて再利用率が上がるのが要点。個別案件を作る活動(アプリケーションエンジニアリング)と、資産を作る活動を分ける点も押さえる。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問13(IPA)
銀行の勘定系システムなどのような特定の分野のシステムに対して、業務知識、再利用部品、ツールなどを体系的に整備し、再利用を促進することによって、ソフトウェア開発の…
正解:ドメインエンジニアリング
要点:ドメインエンジニアリングは特定業務領域の資産を再利用可能に整備する
ドメインエンジニアリングは、特定の業務領域(ドメイン)に共通する業務知識、再利用可能な部品、ツールなどを体系的に整備し、その領域の複数システム開発で使い回すことで効率と品質を高める活動である。勘定系のように業務構造が似た製品群を扱う分野で効果が大きく、ソフトウェアプロダクトラインの基盤にもなる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。