探索的テストとは?たんさくてきてすと
探索的テストとは、テストの設計・実行・結果からの学習を1つの流れとして同時に進める技法。直前の結果や気づきを次の一手へ反映するため、事前には書けなかった観点へ踏み込める。放任ではなく、対象と目的を書いたチャータと時間枠(セッション)で区切り、実施内容と気づきを記録として残す形で管理する。
最終更新:2026-10-06
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事前に書いたテストケースは、仕様書に書かれたことしか確認できない。仕様の抜けや想定外の使われ方は、動くものに触れて初めて見えてくる。この経験依存の作業に、時間枠と記録という管理の枠を与えて再現可能な工程にしたのがセッションベースのテスト管理である。システムアーキテクトでは、網羅型のテストと併用する判断としてテスト計画に位置付ける。
具体例
ケム・ケイナーやジェームズ・バックが整理したセッションベース・テストマネジメント(SBTM)が代表的な枠組み。実務では「新しく載せた在庫引当の画面を90分、境界値と同時実行に絞って触る」とチャータを切り、見つかった気づきをそのまま次のセッションと修正のバックログへ回す。
試験での引っ掛け
行き当たりばったりのアドホックテストやモンキーテストとは別で、時間枠・対象・記録がある点が体系性の根拠になる。また実施内容が回ごとに変わるため再現性がなく、自動化した回帰テストの置き換えにはならない。両者は目的が違う。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問11(IPA)
探索的テスト技法の説明はどれか。
正解:経験や推測から重要と思われる領域に焦点を当ててテストし、その結果を基にした新たなテストケースを作成して、テストを繰り返す技法
要点:探索的テストは実行結果から次のケースを作り反復する
探索的テストは、テストケースを事前に網羅的に用意するのではなく、テストの設計・実行・学習を同時並行で進める技法である。経験や推測から重要と思われる部分にまず焦点を当ててテストし、その結果得られた知見を次のテストケースに反映するという繰返しで進める点が特徴である。
出典:令和4年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問8(IPA)
ある購買システムの開発において、開発者が行った探索的テストの例として、適切なものはどれか。
正解:入力値の組合せが無効なときは伝票を作成しないことを確認するために、幾つかの代表的な入力値の組合せをテストし、その結果に基づいて次のテストケースを作成してテストを繰り返した。
要点:実行結果を見て次のケースを作り続けるのが探索的テスト
探索的テストは、テストケースを事前に網羅的に設計せず、実行して得られた結果からソフトウェアの振る舞いを学習し、それを踏まえて次に試すテストを組み立てることを繰り返す手法である。設計・実行・評価が同時並行で進む点が、事前設計型のテストとの決定的な違いである。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。