変更要求(是正処置・予防処置・欠陥修正)とは?へんこうようきゅう
変更要求(是正処置・予防処置・欠陥修正)とは、ベースラインへ手を入れるための正式な申請で、内容によって是正処置(実績を計画へ戻す処置)、予防処置(将来の不適合を未然に防ぐ処置)、欠陥修正(不適合な成果物の直し)、更新(文書やベースラインの改訂)に分かれる。どれに当たるかで承認者と影響評価の範囲が変わる。
最終更新:2026-10-06
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変更を口頭で受けて現場が対応してしまうと、コストとスケジュールへの影響が誰にも見えないまま消化され、後になって計画と実態の辻褄が合わなくなる。申請を一つの入口へ集め、統合変更管理で影響を評価してから承認する形にすれば、変更の履歴とベースラインが一致し続ける。分類が要るのは、原因が過去にあるのか将来にあるのかで打つ手も承認の重さも違うからである。
具体例
遅延を取り戻すために要員を追加するのは是正処置、同種の欠陥を防ぐためレビュー観点を全チームへ追加するのは予防処置、テストで検出したバグを直すのが欠陥修正、承認済みの変更を反映してスコープ記述書を改訂するのが更新にあたる。
試験での引っ掛け
すでに起きた差異への対応が是正処置、まだ起きていない事象への対応が予防処置で、過去か未来かで判別する。欠陥修正は成果物そのものを直す点で是正処置と切り分ける。承認前に着手した変更はどの分類にも入らず、単なるスコープクリープになる。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問3(IPA)
PMBOKガイド第5版によれば,プロジェクトへの変更要求のうち,是正処置はどれか。
正解:あるタスクが,プロジェクトマネジメント計画書に記載したスケジュールから遅れたので,遅れを解消させるために要員を追加する。
要点:是正処置は生じた逸脱を計画どおりの状態へ戻す処置
是正処置は、既に発生した不適合や計画からの逸脱を、計画どおりの状態へ戻すための処置である。スケジュール遅延が現に生じたので要員を追加して取り戻す対応は、これに該当する。まだ起きていない問題を防ぐのが予防処置、成果物の不備を直すのが欠陥修正である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。