テンペストとは?てんぺすと
テンペストとは、ディスプレイやケーブルから意図せず放射される電磁波を離れた場所で受信し、表示内容やキー入力、通信内容を復元する脅威を指す語。米国政府が定めた同名の規格に由来し、その漏えいを抑える機器や施設側の対策技術そのものを指して使われることもある。
最終更新:2026-10-06
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電気信号を扱う機器は、動作しているだけで信号と相関のある電磁波を周囲へ放射する。この放射は通信路ではないため、暗号化も認証も及ばない。壁を隔てた場所から受信できてしまえば、ネットワークをどれだけ堅牢に設計しても画面の内容がそのまま外へ出ていく。経路上の防御では埋められない穴として、設備と立地の側で塞ぐ必要がある。
具体例
米国のNSAがTEMPESTとして機器の放射基準を定めており、対策は電磁シールドを施した筐体やケーブルの採用、シールドルームの設置、外壁から機器までの距離の確保といった物理側の手当てになる。暗号装置や政府系施設の調達要件として使われる。
試験での引っ掛け
通信路の暗号化では防げない。守る手段は遮蔽と距離であり、対処の所管はネットワーク設計ではなく建物・設備の側になる。機器が外へ出す物理量から情報を得るという点で、サイドチャネル攻撃の一種として位置づけられる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問19(IPA)
テンペスト技術の説明とその対策として、適切なものはどれか。
正解:ディスプレイなどから放射される電磁波を傍受し、表示内容などを盗み見る技術であり、その対策としては、電磁波を遮断する。
要点:テンペストは電磁波の傍受、対策は電磁波の遮蔽
テンペストは、ディスプレイやケーブルから漏れる微弱な電磁波を離れた場所で受信し、表示内容などを復元してしまう技術である。通信内容そのものを暗号化しても、表示装置から漏れる電磁波は保護できない。対策は、電磁波を遮蔽する部屋や機器の利用、遮蔽フィルタの装着など、物理的に漏えいを抑えることである。
出典:令和7年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問17(IPA)
テンペスト攻撃の説明とその対策として、適切なものはどれか。
正解:ディスプレイなどから放射される電磁波を傍受し、表示内容を解析する攻撃であり、その対策としては、電磁波を遮蔽する。
要点:テンペストは機器の漏洩電磁波を傍受する攻撃で遮蔽が対策
テンペスト攻撃は、ディスプレイやケーブルなどから漏れる微弱な電磁波を離れた場所で受信し、表示内容や処理内容を復元する攻撃である。通信路上のデータではなく機器から漏洩する電磁波が対象なので、対策は電磁シールドによる遮蔽や、電磁波が漏れにくい機器・フォントの利用となる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。