リスクの定性的分析(発生確率・影響度マトリクス)とは?りすくのていせいてきぶんせき
リスクの定性的分析とは、洗い出した個々のリスクを発生確率と影響度の2軸で段階評価し、確率・影響度マトリクス上のどの区画に入るかで優先順位を決める作業。区画ごとに「直ちに対応」「監視」「受容」といった扱いを先に決めておくことで、評価者が違っても結論がぶれないようにする。
最終更新:2026-10-07
高度試験の午前Iを最短で暗記する →背景
リスクは数が多く、すべてに同じ手間をかけると対応そのものが回らない。確率と影響度しか見ないのは、対応するかどうかの意思決定に必要な情報が実質この2つだからである。段階の意味(影響度「大」は納期1か月以上の遅延、など)を先に定義しておくのは、主観の入る評価を組織として比較可能にするためである。
具体例
確率と影響度をそれぞれ5段階で定義し、赤の区画に入ったリスクだけ対応計画とオーナーを割り当て、黄は監視リストに載せ、緑は受容する。段階に評価点を振り、重み付き評価点の合計として達成度や優先度を数値化する使い方もある。
試験での引っ掛け
マトリクスの積は順位を付けるための便宜的な値であって、金額としての期待値ではない。期待金額価値分析やモンテカルロシミュレーションで金額に換算するのは定量的分析の側で、午前I(科目A-1)はこの2つを入れ替えて出す。また「影響は甚大だが確率が極めて低い」リスクは積では埋もれるので、事業継続に関わるものは別枠で扱う。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 2. 情報セキュリティ管理 > (2) リスク分析と評価に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。