カーネルの構造(モノリシックカーネル・マイクロカーネル)とは?かーねるのこうぞう
カーネルの構造(モノリシックカーネル・マイクロカーネル)とは、OSの中核機能をどこまで特権空間(カーネル空間)へ置くかという設計方針。モノリシックカーネルはファイルシステムやデバイス制御まで中に入れて呼び出しを速くし、マイクロカーネルはプロセス間通信と最小限のスケジューリングだけを残して、他を利用者空間のサーバプロセスへ出す。
最終更新:2026-10-07
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カーネル空間のコードは何でも触れるため、そこにドライバのような雑多で不安定なコードを積むほど、1つの不具合が全体を落とす。外へ出せば障害はそのプロセスに閉じるが、機能同士のやり取りがプロセス間通信になり毎回の費用が増す。速度と隔離性のどちらを取るかという判断がここにある。
具体例
Linuxはモノリシック型(ただしモジュールを動的に読み込める)、macOSやiOSのXNUはMachというマイクロカーネルとBSD部分を組み合わせた混成型。QNXのようなマイクロカーネル型は、ドライバが落ちてもそのプロセスの再起動で復旧できるため車載機器で使われる。
試験での引っ掛け
「マイクロカーネルは小さいから速い」は誤り。得られるのは速度ではなく障害波及の局所化と部品の入替えやすさで、プロセス間通信の分だけ一般には遅くなる。またモノリシックとモジュール構造は対立せず、Linuxのように両立する。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 1. オペレーティングシステム > (2) OS の機能と構成に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。