冗長化とは?じょうちょうか
冗長化とは、同じ役割を果たせる機器・回線・経路をあらかじめ複数用意し、一部が壊れても全体としてサービスを続けられるようにする設計。サーバ、電源装置、通信回線、施設の拠点など、そこが止まると全部止まる箇所に対して行い、信頼性と可用性を高める。
最終更新:2026-10-10
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部品はいつか必ず壊れる。壊れない機器を追い求めるより、壊れることを前提に代わりを用意しておくほうが安く確実だ、という発想の転換がある。狙いは、そこが1つ壊れると全部止まる箇所=単一障害点(SPOF)を消すこと。可用性を費用で買う設計判断なので、どこまで二重にするかは業務の重要度と予算で決まる。
具体例
クラウドのAWSは、地理的に離れた複数のアベイラビリティゾーンにサーバを分けて配置できるようにしており、片方の施設が電源障害で止まっても、もう一方でサービスを続けられる構成が組める。
試験での引っ掛け
「無駄を増やすこと」という否定的な意味ではなく、信頼性を高めるための積極的な設計手法として問われる。また同じ経路を2本にしただけでは、同じ変電所や同じ通信局舎で障害が起きれば共倒れになる。数を増やしたかではなく、単一障害点が消えたかで判断する。
関連用語
出た過去問
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問33(IPA)解説で登場
事業者の基幹となる業務で使用しているシステムにおける障害対策の考え方のうち、最も適切なものはどれか。
正解:障害の発生は避けられないものと考えて、一部の障害によってシステム全体が停止したり、業務が再開できなくなったりしないような対策を準備すべきである。
要点:障害は起きる前提で、全体停止させない備えを用意する
基幹業務システムでは、障害は完全には避けられない前提に立ち、一部の故障が全体停止や業務中断に波及しないよう冗長化や縮退運転などの備えをしておくことが重要である(フォールトトレランスの考え方)。また障害発生時は定められた手順に従って速やかに関連部門へ連絡し、原因究明のための記録を確保してから復旧に当たるのが原則である。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問70(IPA)解説で登場
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問41(IPA)解説で登場
システムの能力や品質をあらわすものとして、可用性、性能、データの一貫性、保守性などがある。可用性に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:システムに障害が発生しても、機能を利用できる度合い
要点:可用性は障害時も使い続けられる度合い
可用性は、必要なときにシステムを使える度合いを表す性質で、稼働率などで測る。障害が起きても冗長化などによって機能を使い続けられるかどうかがこれに当たる。データの整合性は一貫性、応答までの時間は性能、変更のしやすさは保守性の説明である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。