メールの添付・拡張プロトコル(MIME)とは?めーるのてんぷ・かくちょうぷろとこる
略語の意味
MIME=Multipurpose Internet Mail Extensions
もともと英数字の文章しか送れなかった電子メールで、日本語や画像・ファイルの添付も送れるようにした決まり
- Multipurpose
- いろいろな用途に使える
- Internet
- インターネット
- メール
- Extensions
- 拡張(できることを広げたもの)
メールの添付・拡張プロトコル(MIME)とは、電子メールで、画像や文書などの添付ファイルと、日本語をはじめとする多言語の文字を扱えるようにするための拡張規格(MIME:Multipurpose Internet Mail Extensions)。もともと英数字のテキストしか運べなかったメールに対し、データの種類を示す表示(Content-Type)を付けたうえで、中身を文字列に置き換えて本文へ詰め込む。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
電子メールの土台は、英数字のテキストだけを運ぶ前提で設計された。写真や表計算ファイルはそのままでは通らず、そもそも日本語すら送れない。土台を作り直すとなると世界中のサーバを入れ替えることになるため、本文の書き方の側で工夫して非テキストを載せる方式が選ばれた。
具体例
スマートフォンで撮った写真をメールに添付して送ると、画像データはMIMEの規格に従って文字列へ変換され本文に埋め込まれる。受信側のメールソフトは種類の表示を見て、元の画像形式に戻して表示する。
試験での引っ掛け
MIME自体には暗号化や署名の機能はなく、それらを加えたものは別規格のS/MIME(Secure/MIME)。また文字でないデータ(バイナリ)を文字列に置き換える分、データ量が約1.3倍に増えるため、添付の容量制限に引っかかりやすい。Content-Typeは、Webの通信の約束ごとであるHTTPでも使われ、メール専用の仕組みではない。
関連用語
出た過去問
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問84(IPA)
業務中に受信した電子メールの添付文書をワープロソフトで開いたら、ワープロソフトが異常終了した。受け取った電子メールがウイルスを含んでいた可能性が考えられる場合、…
正解:PCをネットワークから切り離した後、速やかにシステム管理部門の担当者に連絡する。
要点:感染が疑われたら隔離し、速やかに管理部門へ連絡する
ウイルス感染が疑われる場合は、まず被害の拡大を防ぐことが最優先である。ネットワークから切り離して他の機器への感染を止め、次に速やかにシステム管理部門へ連絡して指示を仰ぐのが正しい手順である。自己判断での再インストールや再現操作は証拠を失わせたり被害を広げたりするおそれがあり、全社員への独断のメール送信も混乱を招くため避けるべきである。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問58(IPA)
電子メールで使用されるMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:画像ファイルなどの添付ファイルを電子メールで送る方法
要点:MIMEはメールで画像など多様なデータを扱う拡張
MIMEは、本来テキストしか扱えなかった電子メールで、画像や音声などのバイナリデータや各種文字コードを送れるようにする拡張仕様である。データを文字列に変換して本文に埋め込み、種類を示す情報を付けて送る仕組みになっている。暗号化や受信プロトコルは、それぞれ別の規格が担う。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問60(IPA)
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問56(IPA)
AさんがBさんに暗号化メールを送信したい。S/MIME(Secure/Multipurpose Internet Mail Extensions)を利用して暗号…
正解:Bさんはあらかじめ、自身の公開鍵証明書の発行を受けておく必要があるが、Aさんはその必要はない。
要点:暗号化は受信者の公開鍵で行う。署名を付けるときは送信者にも証明書が要る
S/MIMEでは、送信者は受信者の公開鍵でメールを暗号化し、受信者が自分の秘密鍵で復号する。したがって暗号化して送るだけであれば、必要なのは受信者側の公開鍵証明書であり、送信者が自分の証明書を持っている必要はない。なお送信者が電子署名も付ける場合には、送信者側にも証明書が必要になる。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問60(IPA)
AさんがBさんに署名付きメールを送信したい。S/MIME(Secure/Multipurpose Internet Mail Extensions)を利用して署…
正解:Aさんはあらかじめ、自身の公開鍵証明書の発行を受けておく必要があるが、Bさんはその必要はない。
要点:署名は送信者の秘密鍵で生成し、受信者は公開鍵で検証する
デジタル署名は送信者が自分の秘密鍵で生成し、受信者は送信者の公開鍵(公開鍵証明書)で検証する。したがって署名を付けて送る側であるAさんは自分の公開鍵証明書を用意しておく必要があるが、検証するだけのBさんは自身の証明書を持つ必要がない。S/MIMEはメールソフト側の機能であり、特定のISPに属していることや、ISPの対応は条件にならない。
出典・参考
公式シラバスの9 技術要素 > 60. ネットワーク応用 > (2) インターネットサービスに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。