ガントチャートとは?がんとちゃーと
ガントチャートとは、縦に作業項目、横に日付をとり、各作業の開始日から終了日までを横棒で描いた工程表。どの作業がいつ行われ、いま何がどこまで進んでいるかを一目で確かめられる。棒の塗り分けで実績を重ねれば、計画と実際のずれもそのまま図の上に現れる。
最終更新:2026-10-10
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工程を文章や一覧表で持つと、どの作業が同時に走っているのか、どれが遅れているのかが読み取れず、会議のたびに口頭で確認し直すことになる。時間を横軸の長さという目に見える形に置き換えたのがガントチャートで、20世紀初めにヘンリー・ガントが工場の作業管理のために考案した。専門知識のない関係者とも進み具合を共有できるため、進捗管理の代表的な道具として問われる。
具体例
MicrosoftのProjectや、国内で広く使われるBacklog・Redmineには、作業を登録すると自動でガントチャートを描く機能がある。「要件定義」「設計」「開発」「テスト」を行ごとに並べ、棒の塗りつぶしで進捗率を示して週次の進捗会議で確認する、という使い方が典型的。
試験での引っ掛け
作業どうしのつながり(これが終わらないと次を始められない、という前後関係)を表すのには向かない。そこはアローダイアグラムの役割で、遅れが全体に響くかどうかを見るクリティカルパスも同様である。ガントチャートは「いつ・どれだけ」を示す図であって、「なぜその順序なのか」は示さない点が問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問50(IPA)
時間を横軸にし、タスクを縦軸に取って所要期間に比例した長さで表した工程管理図はどれか。
正解:ガントチャート
要点:ガントチャートは作業期間を横棒で示す工程管理図
ガントチャートは、縦軸に作業(タスク)、横軸に時間を取り、各作業の開始から終了までを所要期間に比例した長さの横棒で示す工程管理図である。予定と実績を並べて示せるため進捗の把握に向く。作業の順序関係や最長経路を扱うのはアローダイアグラム、データ構造を表すのはE-R図である。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問31(IPA)
プロジェクトマネジメントのために作成する図のうち、進捗が進んでいたり遅れていたりする状況を視覚的に確認できる図として、最も適切なものはどれか。
正解:ガントチャート
要点:時間軸に予定と実績を並べて進捗を見える化するのがガントチャート
ガントチャートは、横軸に時間、縦軸に作業を取り、各作業の開始から終了までを横棒で表す図である。計画の棒と実績の棒を並べて描けば、どの作業が進んでいてどれが遅れているかが一目で分かるため、進捗の可視化に適している。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問88(IPA)
【中問A:商品開発プロジェクトに関する記述、問85と同じ前提】 〔マネジメント〕 N社は、7月1日から図1のガントチャートの変更計画に従って工程管理を開始した。…
正解:B社のソフトウェア開発作業を0.5か月短縮し、受入試験・検収を0.5か月早める。かつ、流通計画・プロモーション業務の開始を前倒しし、B社のソフトウェア開発作業と0.5か月並行作業を行う。
要点:期間短縮は作業自体の短縮と後続作業の並行実施を組み合わせる
変更計画では、外部調達管理と受入試験・検収がそれぞれ前倒しされ、さらに流通計画・プロモーションの開始も繰り上げられている。つまり開発作業の短縮による前倒しと、後続作業を開発期間と重ねて並行して進める工夫を組み合わせることで、全体で1か月の短縮を実現している。どちらか一方だけでは1か月には届かない。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問46(IPA)
プロジェクトチームのメンバの役割や責任を定義するものとして、最も適切なものはどれか。図ア〜エのうち、正しいものを選べ。ア:第1〜3週の設計・開発担当者を示すガン…
正解:ウ(RC表:R=実行、C=チェック)
要点:作業×メンバの表で役割と責任を明確にする
誰がどの作業に対してどのような関与をするかを整理するには、作業(縦)とメンバ(横)を交差させ、実行・確認といった関与の種類を記号で示す責任分担の表が適している。日程を示す図や処理の順序を示す図、指揮命令系統を示す図では、作業ごとの役割と責任までは表せない。
出典・参考
公式シラバスの5 プロジェクトマネジメント > 27. プロジェクトマネジメント > (1) プロジェクトマネジメントに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。