PERT(アローダイアグラム)とは?ぱーと
略語の意味
PERT(アローダイアグラム)=Program Evaluation and Review Technique
作業の順番と日数を矢印の図に書き込み、全体が最短で何日で終わるか、どの作業が遅れると全体が遅れるかを見つけるための計画の手法
- Program
- 計画・事業
- Evaluation
- 評価
- Review
- 見直し
- Technique
- 手法
PERT(アローダイアグラム)とは、作業を矢印、作業のつなぎ目を丸印で表した図(アローダイアグラム)に所要日数と前後関係を書き込み、全体の最短完了日数と、遅れがそのまま全体の遅れになる経路=クリティカルパスを求める手法。日程計画と進捗管理の重点をどこに置くかを決めるために使う。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
作業を一覧に並べただけの計画では、どこが遅れると納期に響き、どこなら遅れても構わないのかが分からず、全部を一律に急かすことになる。前後関係を図にすると、並行して進められる部分と必ず順番に並ぶ部分が分かれ、後者の積み上げが全体の期間を決めていると見える。米海軍のポラリス計画で使われたのが始まり。
具体例
Microsoft Projectのような日程管理ソフトに各工程の所要日数と前後関係を入力すると、クリティカルパスが自動で色分けされる。要員を厚くする先をその経路上の工程に絞れば、全体の納期を実際に縮められる。
試験での引っ掛け
矢印が作業、丸が結合点。点線のダミー作業は所要日数ゼロで順序関係だけを示し、実際の作業ではない点が引っ掛けになる。全体の期間を決めるのは最短経路ではなく、余裕(フロート)がゼロの最長経路。短縮したいときもクリティカルパス上の作業を縮める。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問46(IPA)
図のアローダイアグラムで示される日程のプロジェクトが開始されてから5週が経過した。各工程の進捗率が表に示すとおりの場合、プロジェクト完了の遅延につながる工程はど…
正解:G
要点:遅延はクリティカルパス上の進捗遅れから生じる
各経路の所要期間を見ると、C→Gの経路が2+8=10週で最長のクリティカルパスになる。Cは完了しており、Gは5週時点で25%(8週のうち2週分)しか進んでいないため、残り6週かかり完了は11週目となる。他の工程は残りの作業を予定どおり進めれば10週以内に収まるので、遅延の原因はGである。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問35(IPA)
図のアローダイアグラムで、AからGに至る全体の作業日数に影響を与えないことを条件に、C→Fの作業の遅れは最大何日間まで許容できるか。
正解:4
要点:作業の余裕日数=最遅完了−最早開始−所要日数
最早開始時刻を順に求めるとCは3日目、Fは経路A→B→D→Fが最も遅く13日目、Gは17日目となり、全体は17日である。GからさかのぼるとFの最遅完了時刻は17−4=13日目になる。C→Fは3日目に開始でき所要6日なので、13−3−6=4日の余裕がある。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問49(IPA)
プロジェクトの開始から完了まで最も所要時間が掛かるクリティカルパスを見つけるのに使う図として、適切なものはどれか。
正解:アローダイアグラム
要点:クリティカルパスはアローダイアグラム(PERT図)で求める
アローダイアグラム(PERT図)は作業を矢印、結合点を丸で表して作業の前後関係と所要日数を示す図で、最早開始・最遅開始を計算することで全体の所要期間を決める最長経路すなわちクリティカルパスを求められる。他の選択肢は品質分析やデータ分布、節目の管理に使う図である。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問44(IPA)
作業項目の順序関係や依存関係を表すことができ、プロジェクトのスケジュール作成において使用する図として、適切なものはどれか。
正解:アローダイアグラム
要点:作業の順序と依存を表しスケジュールを組むのはアローダイアグラム
アローダイアグラム(PERT図)は、作業を矢印、結合点を丸で表し、どの作業がどの作業の完了を前提とするかという順序関係・依存関係を図示する。全体の所要日数やクリティカルパスの把握に使われ、スケジュール作成の代表的な道具である。
出典・参考
公式シラバスの1 企業と法務 > 2. 業務分析・データ利活用 > (2) 業務分析と業務計画に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。