DDoS攻撃とは?でぃーでぃーおーえすこうげき
略語の意味
DDoS=Distributed Denial-of-Service
あちこちに散らばった多くの機器から一斉に大量の通信を送りつけ、Web サイトなどを使えなくする攻撃
- Distributed
- 分散した(あちこちに散らばった)
- Denial-of-Service
- サービスを使えなくすること
DDoS攻撃とは、DDoS(Distributed Denial of Service:分散型サービス妨害)攻撃は、マルウェア(悪意のあるソフトの総称)で乗っ取った多数の機器から、標的のWebサイトやサーバへ一斉に大量の通信を送りつけ、サービスを使えない状態に追い込む攻撃。1台から攻撃するDoS攻撃を、多数の機器に分散させた形である。情報を盗むのではなく、「使いたいときに使える」こと(可用性)を壊すのが目的。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
1台から大量の通信を送る攻撃なら、その送り元を遮断すれば止められた。そこで攻撃者は、持ち主が気づいていない他人のパソコンや防犯カメラなどを多数乗っ取り、送り元をばらばらに散らす形に変えた。送り元が何か所にも分かれると、1か所を止めても残りから届き続けるため、通信が集中しても耐えられる備えが要る。
具体例
チケットの販売サイトやネット銀行が、急にアクセスできなくなる被害がこれにあたる。攻撃に使われるのは、感染したことに気づいていない一般の人のパソコンや、パスワードを初期設定のまま使っている防犯カメラ・家庭用ルーターなどで、持ち主も知らないうちに攻撃に加わっている。
試験での引っ掛け
手口の名前の取り違えが定番。大量の通信で止めるのがDDoS攻撃、偽のメールやサイトで本人に情報を入力させるのはフィッシング、辞書の単語でパスワードを当てるのは辞書攻撃、入力欄に命令を紛れ込ませるのはSQLインジェクション。また、送り元が多数に散らばるので、1つの送り元を遮断するだけでは止められない。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問100(IPA)
脆弱性のあるIoT機器が幾つかの企業に多数設置されていた。その機器の1台にマルウェアが感染し、他の多数のIoT機器にマルウェア感染が拡大した。ある日のある時刻に…
正解:DDoS攻撃
要点:DDoSは多数の踏み台から一斉に負荷をかける攻撃
DDoS攻撃は、マルウェアなどで乗っ取った多数の機器から標的へ一斉に大量の通信を送りつけ、処理能力や回線を飽和させてサービスを停止させる攻撃である。脆弱なIoT機器が踏み台にされる事例が知られている。
出典:令和4年度 秋期 ITパスポート試験 問72(IPA)
情報セキュリティにおける機密性,完全性及び可用性と,①~③のインシデントによって損なわれたものとの組合せとして,適切なものはどれか。 ① DDoS攻撃によって,…
正解:①可用性, ②完全性, ③機密性
要点:停止=可用性、誤りデータ=完全性、漏えい=機密性
大量の通信でWebサイトを停止させる攻撃は、使いたいときに使えるという可用性を損ないます。打ち間違いによる不正確なデータの登録は、内容が正しく保たれるという完全性の問題です。個人情報の漏えいは、許可された者だけが見られるという機密性の侵害にあたります。
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問73(IPA)
Webサービスを狙った攻撃に関する記述と攻撃の名称の適切な組合せはどれか。 a Webサービスが利用しているソフトウェアに脆弱性の存在が判明したとき、その修正プ…
正解:a:ゼロデイ攻撃 b:DDoS攻撃 c:ブルートフォース攻撃
要点:修正前の脆弱性はゼロデイ、大量通信はDDoS、総当たりはブルートフォース
修正プログラムが提供される前の脆弱性を突く攻撃がゼロデイ攻撃、多数のコンピュータから一斉に大量の通信を送り付けてサービスを停止させる攻撃がDDoS攻撃、考えられるパスワードを片端から試す攻撃がブルートフォース攻撃です。よってa・b・cの順に、ゼロデイ・DDoS・ブルートフォースとなります。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。