情報セキュリティ管理とは?じょうほうせきゅりてぃかんり
情報セキュリティ管理とは、サービスに関わる情報資産の機密性(許可された人だけが扱えること)・完全性(改ざんや欠落が無いこと)・可用性(必要なときに使えること)を維持するため、方針を定め、リスクを評価し、管理策を実施し、有効性を評価して改善するプロセス。SMS(サービスマネジメントシステム。ITサービスを管理する仕組み)の一部としても要求される。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
パスワードを決める、ウイルス対策ソフトを入れるといった対策は、一度やっただけでは人の入れ替わりや新しい手口ですぐに足りなくなる。担当者が気づいたときにやるだけでは、守る範囲にも抜けが出る。そこで方針を決め、点検して直す流れを、組織の決まった仕事として続ける仕組みが求められた。
具体例
情報セキュリティ方針を経営層が承認し、アクセス権の付与基準、供給者への要求事項、インシデント時の報告経路を定めて運用する。
試験での引っ掛け
情報セキュリティインシデントも、サービスマネジメント上はインシデント管理の記録・対応の枠組みで扱い、必要に応じて専門の体制へ引き継いで対応を上げる(エスカレーション)。別建てで完全に切り離すのではない。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和5年度 秋期 ITパスポート試験 問47(IPA)
あるホスティングサービスのSLAの内容にa〜cがある。これらと関連するITサービスマネジメントの管理との適切な組合せはどれか。 a サーバが稼働している時間 b…
正解:サービス可用性管理:a、容量・能力管理:b、情報セキュリティ管理:c
要点:稼働時間は可用性、資源監視は容量、不正検知はセキュリティ
サーバが稼働している時間は、サービスを使える状態にどれだけ保てているかを示すのでサービス可用性管理に対応する。ディスク使用量のしきい値超過の検知と通知は、資源の余力を監視する容量・能力管理の領域である。不正アクセスの検知と通知はセキュリティ事象への対応なので情報セキュリティ管理に該当する。
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問2(IPA)
従来の情報セキュリティマネジメントシステム規格を基礎に追加で制定されたもので、クラウドサービスに対応した情報セキュリティ管理体制を構築するためのガイドライン規格…
正解:ISO/IEC 27017
要点:ISO/IEC 27017はクラウド向けに拡張されたISMSガイドライン
ISO/IEC 27017は、ISMS規格であるISO/IEC 27001・27002を基礎に、クラウドサービス固有の管理策を追加したガイドライン規格である。クラウド事業者と利用者それぞれの責任範囲や、仮想環境(1台の機械を複数に分けて使う仕組み)の分離、データの返却・削除といったクラウド特有の論点を扱う。関連規格として、クラウド上の個人情報保護を扱うISO/IEC 27018もある。
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問38(IPA)解説で登場
情報セキュリティ監査の説明として、最も適切なものはどれか。
正解:組織の情報資産に関わるリスクマネジメントが効果的に実施されているかどうかの検証又は評価
要点:情報セキュリティ監査はリスク管理の有効性を独立して検証
情報セキュリティ監査は、組織の情報資産に関するリスクマネジメントが有効に機能しているかを、独立した立場から検証・評価する活動である。保証を目的とする監査と助言を目的とする監査があり、いずれも情報セキュリティ管理策の妥当性と運用状況を対象とする。IT全般の統治を扱うシステム監査より、対象がセキュリティに絞られる点が特徴である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。