品質管理とは?ひんしつかんり
略語の意味
QC=Quality Control
製品やサービスが決めた品質を満たしているかを、検査などで確かめて保つ活動
- Quality
- 品質
- Control
- 管理・制御
品質管理とは、作ったものが決められた水準を満たしているかを確かめ、満たしていなければ原因を取り除く活動。できあがった物を検査して不良品を見つけるだけでなく、不良が出ない作り方に直すところまでを含む。プロジェクト(期限のある仕事のまとまり)では、何ができていれば「品質が良い」といえるかを最初に決めておくことが前提になる。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
できあがってから検査して不良品をはじくやり方では、作り直す手間とお金がそのまま損になる。作っている途中で確かめて原因を直しておけば、同じ不良をくり返さずにすむ。「検査でより分ける」から「最初から良い物を作り込む」へ考え方を切り替えたことが、品質管理という考え方を生んだ。
具体例
トヨタの工場では、ラインで働く人が異常に気づいたら、上の人の許可を待たずに自分の判断で生産ラインを止められる。不良品を次の作業へ流さず、その場で原因を取り除くための品質管理の仕組みである。
試験での引っ掛け
品質管理(QC:Quality Control)と品質保証(QA:Quality Assurance)は別のもの。測って直すのが品質管理、そのやり方が正しいと示して相手の信頼を得るのが品質保証で、この2つを入れ替えた選択肢が出る。また、お金をかければかけるほど品質が上がるとは限らない点も問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問43(IPA)解説で登場
発注したソフトウェアが納品されたときに確認する項目として、適切なものはどれか。
正解:仕様書に記載した機能が実装されていること
要点:納品時は仕様書どおり実装されているかを受入検査で確認する
納品時の受入検査では、発注時に示した仕様書の内容がそのとおり実現されているかを、テストや動作確認によって確かめる。費用見積りの妥当性は発注前の検討事項、進捗の確認や品質管理計画の確認は開発期間中の管理事項であり、納品時点で確認すべき項目ではない。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問51(IPA)
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問31(IPA)解説で登場
プロジェクト成果物が期待される品質を満たしていることを確認するために行う作業はどれか。
正解:プロジェクト成果物のレビューの実施
要点:成果物の品質を確認する代表的手段はレビュー(品質マネジメント)
品質が満たされているかを確かめる活動は品質管理に属し、成果物そのものを対象に検証する必要がある。レビューは設計書やコードなどの成果物を関係者で読み合わせて欠陥を早期に見つける手法で、品質の確認手段として直接的に有効である。他の選択肢は調達・スケジュール・人的資源に関する活動で、対象とする管理領域が異なる。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問35(IPA)
ソフトウェア品質管理における考え方のうち、適切なものはどれか。
正解:品質管理の基準は、できる限り定量的に管理できるものにする。
要点:品質管理の基準はできる限り定量的に定める
品質は「良い・悪い」といった主観ではなく、レビュー指摘密度やテスト密度、バグ検出数などの数値で客観的に評価できるようにするのが原則である。定量化しておけば基準との比較や工程間の傾向分析が可能になる。工程ごとに性質が異なるため基準値は工程ごとに設定し、品質管理は運用保守段階でも継続する。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。