テスト密度とは?てすとみつど
テスト密度とは、プログラムの大きさあたりに、どれだけの数のテスト(確認する項目)を行ったかを表す数値。プログラムの大きさは、命令1,000行を1キロステップとして数えることが多く、「テスト項目数÷キロステップ数」で求める。テストが十分に行われたかを、担当者の感覚ではなく数値で確かめるために使う。
最終更新:2026-10-10
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「しっかりテストした」という担当者の言葉だけでは、大きなプログラムほど確認が薄くなっていても気づけない。テストの数をプログラムの大きさで割った比率にすると、大きさの違うプログラムどうしや、過去の開発と同じものさしで比べられる。品質を「良い・悪い」という主観ではなく数値で評価するという、品質管理の考え方から生まれた指標である。
具体例
10キロステップ(約1万行)のプログラムに1,200件のテストを行えば、テスト密度は1キロステップあたり120件。過去の開発の実績から決めた目安が150件前後なら、テストが足りない部分がないかを見直す。目安作りには、IPA(情報処理推進機構)が公開している「ソフトウェア開発データ白書」のような業界の実績データも参考にされる。
試験での引っ掛け
バグがいくつ見つかったかを表すのは欠陥密度(バグ件数÷プログラムの大きさ)で、テスト密度とは別の数値。試験では、品質を評価する尺度として「テスト工程で見つかったバグの件数」や「テスト密度」が正解になり、予算・納期・投資対効果はコストや日程の尺度なので品質の尺度ではない、という形で問われる。テスト密度が低いのにバグも少ない場合は、品質が良いのではなくテスト不足を疑う。
関連用語
出た過去問
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問35(IPA)解説で登場
ソフトウェア品質管理における考え方のうち、適切なものはどれか。
正解:品質管理の基準は、できる限り定量的に管理できるものにする。
要点:品質管理の基準はできる限り定量的に定める
品質は「良い・悪い」といった主観ではなく、レビュー指摘密度やテスト密度、バグ検出数などの数値で客観的に評価できるようにするのが原則である。定量化しておけば基準との比較や工程間の傾向分析が可能になる。工程ごとに性質が異なるため基準値は工程ごとに設定し、品質管理は運用保守段階でも継続する。
出典:平成29年度 春期 ITパスポート試験 問38(IPA)解説で登場
ソフトウェア開発プロジェクトにおけるプログラムの品質の指標として,適切なものはどれか。
正解:バグ摘出数
要点:バグ摘出数は品質、予算はコスト、納期は進捗の指標
品質の指標は、成果物にどれだけ欠陥が含まれ、どれだけ取り除けたかを示すものである。テスト工程で摘出したバグの件数(およびテスト密度との関係)は、プログラムの品質を評価する代表的な尺度になる。予算・投資対効果・納期はコストやスケジュール、投資評価の指標であり、品質の尺度ではない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。