MOT(技術経営)とは?
MOT(技術経営)とは、技術力を企業の競争力・収益に結び付けるための経営手法。技術者だけでなく経営の視点から、技術開発への投資判断や事業化のプロセスをマネジメントする。
ITパスポートの過去問では7回出題されています(2010年度〜2024年度)。
えむおーてぃー
MOT(技術経営)の意味
技術力を企業の競争力・収益に結び付けるための経営手法。技術者だけでなく経営の視点から、技術開発への投資判断や事業化のプロセスをマネジメントする。
MOT(技術経営)の具体例
研究開発部門が生み出した新技術を、どの事業でどう製品化すれば利益につながるかを経営層と技術部門が一体となって検討し、投資の優先順位を決める。
MOT(技術経営)は試験でどう引っ掛けられる?
技術そのものを高める研究開発の手法ではなく、技術への投資判断や事業化を経営の視点で管理する手法。経営全般を扱うMBAに対し、MOTは技術を軸に据える点が違う。技術偏重・経営偏重のどちらでもない中間の立場。
MOT(技術経営)と関連する用語
MOT(技術経営)が出た過去問
MOTの説明として、適切なものはどれか。
正解:技術に立脚する事業を行う企業が、技術開発に投資してイノベーションを促進し、事業を持続的に発展させていく経営の考え方のことである。
要点:MOTは技術への投資を事業の成長につなげる経営
MOT(Management of Technology、技術経営)は、技術を経営の中核に据える企業が、研究開発や技術への投資をイノベーションと事業価値に結び付け、持続的な成長を実現しようとする経営の考え方である。技術シーズを事業化まで導く視点が中心にある。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問27(IPA)技術を理解している者が企業経営について学び、技術革新をビジネスに結びつけようとする考え方はどれか。
正解:MOT
要点:MOTは技術革新を事業価値へ結び付ける技術経営
MOT(Management of Technology、技術経営)は、技術者や技術を理解する人材が経営の視点を身に付け、研究開発の成果を事業価値へ転換していく考え方である。技術シーズを持つだけでは収益にならないという問題意識から生まれた概念で、他の略語はいずれも生産方式や人材育成、品質管理に関するもの。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問8(IPA)MOT(Management of Technology)の目的として,適切なものはどれか。
正解:技術革新を効果的に自社のビジネスに結び付けて企業の成長を図る。
要点:MOTは技術革新を事業の成長につなげる技術経営
MOT(技術経営)は、技術開発の成果を事業価値に結び付けて企業を成長させるための経営手法である。研究開発への投資判断や技術の事業化を経営の視点で扱う点に特徴がある。生産性向上の科学的手法(IE/OR)や品質活動、人材育成の手法とは目的が異なる。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問12(IPA)技術開発戦略の立案,技術開発計画の策定などを行うマネジメント分野はどれか。
正解:MOT
要点:MOTは技術開発戦略・計画を担う技術経営の分野
技術を経営資源としてとらえ、研究開発への投資判断や技術開発戦略・計画の策定を通じて事業の成長につなげるマネジメント分野が問われている。技術の経営という語の組合せが答えとなる。他の選択肢は企業の合併・買収、経営学の学位、目標による管理(または経営陣による買収)を指す略語であり、技術開発のマネジメント分野ではない。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 問28(IPA)技術と経営の両面に精通し、組織横断的な事業推進能力を兼ね備えた人材を育成するプログラムが大学などの教育機関で開講されている。このような教育プログラムの背景にある…
正解:MOT
要点:MOTは技術を事業価値に変える経営の考え方
MOT(Management of Technology、技術経営)は、技術を持つ組織が、その技術の可能性を見極めて事業化・イノベーションにつなげ、経済的価値を最大化することを目指す経営の考え方である。技術と経営の両方を理解し、部門をまたいで事業を進められる人材の育成が課題とされ、大学などで専門の教育課程が設けられている。設問の説明はこの考え方を述べたものである。
出典:令和1年度 春期 ITパスポート試験 問14(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。