ランサムウェアと二重脅迫とは?
ランサムウェアと二重脅迫とは、データを暗号化して復号と引き換えに金銭を要求するマルウェア。近年は暗号化前にデータを窃取し「払わなければ公開する」と重ねて迫る二重脅迫が主流。応用情報では、バックアップだけでは情報漏えいを防げないという対策設計の観点が問われる。
ITパスポートの過去問では10回出題されています(2013年度〜2026年度)。
らんさむうぇあとにじゅうきょうはく
ランサムウェアと二重脅迫の意味
データを暗号化して復号と引き換えに金銭を要求するマルウェア。近年は暗号化前にデータを窃取し「払わなければ公開する」と重ねて迫る二重脅迫が主流。応用情報では、バックアップだけでは情報漏えいを防げないという対策設計の観点が問われる。
ランサムウェアと二重脅迫の具体例
VPN機器の既知脆弱性から侵入され、ファイルサーバとバックアップ領域がまとめて暗号化される事故が多い。対策はバックアップを世代管理し、少なくとも1系統をネットワークから切り離す(オフライン・イミュータブル保管)ことと、復旧手順の実地演習である。
ランサムウェアと二重脅迫は試験でどう引っ掛けられる?
「バックアップがあれば身代金を払わずに済む」は片面。二重脅迫では公開の脅しが残る。またオンラインの共有フォルダに置いたバックアップは同時に暗号化されるため、保管場所の分離が伴わないと対策として機能しない。
ランサムウェアと二重脅迫と関連する用語
ランサムウェアと二重脅迫が出た過去問
ランサムウェアの説明として、適切なものはどれか。
正解:感染すると勝手にファイルやデータの暗号化などを行って、正常にデータにアクセスできないようにし、元に戻すための代金を利用者に要求するソフトウェア
要点:ランサムウェアはデータを人質に金銭を要求する不正プログラム
ランサムウェアは、感染したコンピュータのファイルを勝手に暗号化するなどして使えない状態にし、復旧と引き換えに金銭(身代金)を要求する不正プログラムである。ransomは身代金を意味し、金銭の要求を目的とする点が他のマルウェアと異なる特徴になる。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問62(IPA)ランサムウェアに関する記述として、適切なものはどれか。
正解:PCやファイルを使用不能にするなどして、回復のための金銭を要求する。
要点:ランサムウェアは使用不能にして復旧と引き換えに金銭を要求
ランサムウェアは、感染したPCのファイルを勝手に暗号化したり画面を操作できなくしたりして、元に戻す代わりに金銭を要求するマルウェアである。身代金を意味する語が名前の由来。広告を勝手に表示するのはアドウェア、入力内容を記録して送るのはキーロガー、文書ファイルに感染するのはマクロウイルスの説明である。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問61(IPA)PC内のファイルを暗号化して使用不能にし、復号するためのキーと引換えに金品を要求するソフトウェアを何と呼ぶか。
正解:ランサムウェア
要点:ランサムウェアはファイルを暗号化し身代金を要求する
ランサムウェアは身代金(ransom)を要求する不正プログラムで、感染したPC内のファイルを勝手に暗号化して使えなくし、元に戻すための復号鍵と引換えに金銭を要求する。バックアップの確保やOS・ソフトの更新が基本的な備えとなる。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問56(IPA)PCで電子メールの本文に記載されていたURLにアクセスしたところ,画面に図のメッセージが表示され,PCがロックされてしまった。これは,何による攻撃か。
正解:ランサムウェア
要点:ランサムウェアはロックや暗号化で身代金を要求する
端末やファイルを暗号化・ロックして使えなくし、復旧と引き換えに金銭の支払を要求する不正プログラムが問われている。画面に支払期限と振込方法を示して脅す挙動は、この種の攻撃の典型である。キー入力の記録、情報の窃取、遠隔操作の踏み台化を狙う他の不正プログラムとは目的と挙動が異なる。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 問66(IPA)攻撃者が他人のPCにランサムウェアを感染させる狙いはどれか。
正解:PC内のファイルを使用不能にし、解除と引換えに金銭を得る。
要点:ランサムウェアはファイルを人質に金銭を要求する
ランサムウェアは、感染したPCのファイルを暗号化するなどして使えない状態にし、元に戻すことと引換えに金銭を要求するマルウェアである。金銭の詐取そのものが目的で、支払っても復旧される保証はない。
出典:令和1年度 秋期 ITパスポート試験 問98(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。