フィルタリングとは?ふぃるたりんぐ
フィルタリングとは、条件に合うものだけを通し、それ以外を取り除く処理。ITパスポートで出会うのは、URLフィルタリングやパケットフィルタリングのように、条件に合う通信やWebページだけを通し、それ以外を遮る意味である。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
センサーが拾う波形には、測りたい対象の変化だけでなく、電源や周囲の振動からくる揺らぎが必ず混ざる。混ざったままでは、値が動いた原因が対象なのか雑音なのかを区別できない。測りたい成分と邪魔な成分は、多くの場合そもそも含まれる周波数の帯が違う——この性質を利用し、帯ごとに通す・落とすを決めて切り分けるのがフィルタリングである。
具体例
URLフィルタリングでは、条件に合わないWebページの閲覧を遮る。パケットフィルタリングでは、条件に合わない通信を通さない。
試験での引っ掛け
もとは信号から雑音を落とす処理を指す言葉でもあり、同じ「フィルタリング」でも分野が違う。ITパスポートの設問では、通信やWebページを通す・遮る意味で使われることを文脈で見分ける。
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問62(IPA)解説で登場
無線LANの通信は電波で行われるため、適切なセキュリティ対策が欠かせない。無線LANのセキュリティ対策のうち、無線LANアクセスポイントで行うセキュリティ対策で…
正解:パーソナルファイアウォールを導入する。
要点:パーソナルファイアウォールは端末側の対策。APはフィルタ・暗号化・ステルス化
パーソナルファイアウォールは、PCなど端末側に導入して不要な通信を遮断するソフトウェアであり、アクセスポイントで設定する対策ではない。アクセスポイント側で行う対策としては、接続を許す機器を限定するMACアドレスフィルタリング、通信内容の暗号化、ネットワーク名を隠すステルス化などがある。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問81(IPA)
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問74(IPA)解説で登場
無線LANのアクセスポイントに備わるセキュリティ対策のうち、自身のESSIDの発信を停止するものはどれか。
正解:ステルス機能
要点:ステルス機能はESSIDの発信を止めて一覧に出さない設定
無線LANのアクセスポイントは通常、自分のESSIDを電波に乗せて定期的に発信し、端末が一覧から選べるようにしている。ステルス機能はこの発信を止めて一覧に現れないようにする設定である。MACアドレスフィルタリングは接続できる機器を制限する仕組み、WEPやWPAは通信の暗号化方式であり、ESSIDの発信を止めるものではない。
出典:平成29年度 春期 ITパスポート試験 問100(IPA)
無線LANにおいて,あらかじめアクセスポイントへ登録された機器だけに接続を許可するセキュリティ対策はどれか。
正解:MACアドレスフィルタリング
要点:MACアドレスフィルタリングは登録済み機器だけ接続を許可
MACアドレスフィルタリングは、接続を許可する機器の物理アドレスをアクセスポイントに登録しておき、登録外の機器からの接続を拒否する仕組みである。あらかじめ登録した機器だけに接続を許すという要求に合致する。ただしMACアドレスは詐称され得るため、暗号化などと併用するのが前提となる。
出典:令和2年度 10月試験 ITパスポート試験 問93(IPA)解説で登場
無線LANにおいて、PCとアクセスポイント間の電波傍受による盗聴の対策として、適切なものはどれか。
正解:セキュリティの設定で、WPA2を選択する。
要点:盗聴対策は暗号化。WPA2で無線区間を守る
電波は空間を飛ぶため傍受そのものは防げず、傍受されても内容を読めないようにする暗号化が対策となる。WPA2は無線区間を強力に暗号化する規格であり、盗聴対策として適切である。MACアドレスフィルタリングやESSIDの秘匿・工夫は接続してくる端末を制限する対策で、電波の内容を守るものではない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。