MACアドレスフィルタリングとは?
MACアドレスフィルタリングとは、無線LANアクセスポイントやネットワーク機器において、あらかじめ登録した特定のMACアドレス(機器固有の物理アドレス)を持つ端末だけにネットワークへの接続を許可する仕組み。未登録の端末からの接続を拒否することで、不正な端末の接続を防ぐ一定の効果がある。ただし、MACアドレスは通信を盗聴することで比較的容易に読み取ることができ、攻撃者がそのアドレスに偽装(なりすまし)して接続を試みることも可能なため、単独では十分な対策とは言えず、暗号化など他の対策と組み合わせる必要がある。
ITパスポートの過去問では6回出題されています(2012年度〜2021年度)。
マックアドレスふぃるたりんぐ
MACアドレスフィルタリングの意味
無線LANアクセスポイントやネットワーク機器において、あらかじめ登録した特定のMACアドレス(機器固有の物理アドレス)を持つ端末だけにネットワークへの接続を許可する仕組み。未登録の端末からの接続を拒否することで、不正な端末の接続を防ぐ一定の効果がある。ただし、MACアドレスは通信を盗聴することで比較的容易に読み取ることができ、攻撃者がそのアドレスに偽装(なりすまし)して接続を試みることも可能なため、単独では十分な対策とは言えず、暗号化など他の対策と組み合わせる必要がある。
MACアドレスフィルタリングの具体例
小規模オフィスの無線LANで、業務用として許可したパソコンとスマートフォンのMACアドレスのみを登録し、それ以外の未知の端末からの接続を拒否する設定にする。
MACアドレスフィルタリングは試験でどう引っ掛けられる?
MACアドレスは通信の盗聴によって読み取られ、偽装(なりすまし)されるおそれがあるため、単独では強固なセキュリティ対策とは言えない点が問われやすい。
MACアドレスフィルタリングと関連する用語
MACアドレスフィルタリングが出た過去問
無線LANの通信は電波で行われるため、適切なセキュリティ対策が欠かせない。無線LANのセキュリティ対策のうち、無線LANアクセスポイントで行うセキュリティ対策で…
正解:パーソナルファイアウォールを導入する。
要点:パーソナルファイアウォールは端末側の対策。APはフィルタ・暗号化・ステルス化
パーソナルファイアウォールは、PCなど端末側に導入して不要な通信を遮断するソフトウェアであり、アクセスポイントで設定する対策ではない。アクセスポイント側で行う対策としては、接続を許す機器を限定するMACアドレスフィルタリング、通信内容の暗号化、ネットワーク名を隠すステルス化などがある。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問62(IPA)無線LANのセキュリティにおいて、アクセスポイントが接続要求を受け取ったときに、端末固有の情報を基にアクセス制御を行う仕組みはどれか。
正解:MACアドレスフィルタリング
要点:MACアドレスフィルタリングは端末固有の番号で接続を選別する
MACアドレスフィルタリングは、ネットワーク機器ごとに割り当てられた固有の識別番号(MACアドレス)をアクセスポイントに登録しておき、登録済みの端末からの接続だけを許可する仕組みである。ESSIDはネットワークの識別名、WEPやWPAは通信の暗号化と認証の方式であり、端末固有の情報で接続可否を判断する仕組みとは役割が異なる。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問81(IPA)無線LANのアクセスポイントに備わるセキュリティ対策のうち、自身のESSIDの発信を停止するものはどれか。
正解:ステルス機能
要点:ステルス機能はESSIDの発信を止めて一覧に出さない設定
無線LANのアクセスポイントは通常、自分のESSIDを電波に乗せて定期的に発信し、端末が一覧から選べるようにしている。ステルス機能はこの発信を止めて一覧に現れないようにする設定である。MACアドレスフィルタリングは接続できる機器を制限する仕組み、WEPやWPAは通信の暗号化方式であり、ESSIDの発信を止めるものではない。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問74(IPA)無線LANにおいて,あらかじめアクセスポイントへ登録された機器だけに接続を許可するセキュリティ対策はどれか。
正解:MACアドレスフィルタリング
要点:MACアドレスフィルタリングは登録済み機器だけ接続を許可
MACアドレスフィルタリングは、接続を許可する機器の物理アドレスをアクセスポイントに登録しておき、登録外の機器からの接続を拒否する仕組みである。あらかじめ登録した機器だけに接続を許すという要求に合致する。ただしMACアドレスは詐称され得るため、暗号化などと併用するのが前提となる。
出典:平成29年度 春期 ITパスポート試験 問100(IPA)無線LANにおいて、PCとアクセスポイント間の電波傍受による盗聴の対策として、適切なものはどれか。
正解:セキュリティの設定で、WPA2を選択する。
要点:盗聴対策は暗号化。WPA2で無線区間を守る
電波は空間を飛ぶため傍受そのものは防げず、傍受されても内容を読めないようにする暗号化が対策となる。WPA2は無線区間を強力に暗号化する規格であり、盗聴対策として適切である。MACアドレスフィルタリングやESSIDの秘匿・工夫は接続してくる端末を制限する対策で、電波の内容を守るものではない。
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験 問93(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。