老齢基礎年金とは?ろうれいきそねんきん
老齢基礎年金とは、受給資格期間を満たした人が原則65歳から受け取る、公的年金の1階部分。20歳から60歳までの40年(480月)すべて保険料を納めると満額(年額およそ83万円。毎年度改定)になり、納付月数が足りなければその分だけ比例して減額される。
FP3級を最短で暗記・合格する →老齢基礎年金の具体例は?
大学時代の2年間を学生納付特例で猶予したまま追納しなかった人は、480月のうち456月しか納付していないため、満額の95%程度、年額でおよそ79万円となる。夫婦2人ともが満額なら、世帯で年間およそ166万円が基礎年金として入ることになる。
老齢基礎年金は試験でどう引っ掛けられる?
年金額は「納めた保険料の額」ではなく「納めた月数」で決まる。所得が高くても基礎年金の額は増えない(増えるのは老齢厚生年金)。また40年を超えて納めても満額止まりで、それ以上には増えない点も押さえておく。
老齢基礎年金と関連する用語は?
老齢基礎年金が出た過去問は?
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問5(IPA)解説で登場
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問33(IPA)
60歳0カ月で老齢基礎年金の繰上げ支給の請求をし、支給開始を60カ月繰り上げた場合、老齢基礎年金の減額率は( )となる。
正解:24%
要点:繰上げは1カ月0.4%減・60カ月で24%減
老齢基礎年金は原則65歳から。早くもらう繰上げをすると1カ月早めるごとに0.4%減り、その減額は一生続きます。60歳0カ月は65歳より60カ月早いので、0.4%×60カ月=24%の減額です。逆に遅らせる繰下げは1カ月0.7%増で、75歳まで最大84%増えます。なお0.4%は1962年4月2日以後生まれの人の率で、それより前の生まれは1カ月0.5%(60カ月で30%減)が適用されます。
出典:令和7年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問33(IPA)
65歳到達時に老齢基礎年金の受給資格期間を満たしている者が、70歳0カ月で老齢基礎年金の繰下げ支給の申出をし、支給開始を60カ月繰り下げた場合、老齢基礎年金の増…
正解:42%
要点:繰下げは1カ月0.7%増・5年で42%
年金を65歳より遅くもらう「繰下げ」は、1カ月遅らせるごとに0.7%ずつ増え、その増えた額が一生続きます。70歳=5年(60カ月)遅らせると0.7%×60カ月=42%増。逆に早くもらう「繰上げ」は1カ月0.4%ずつ減り、こちらも一生戻りません。長生きしそうなら繰下げが有利になるため、増減率の数字はセットで覚えておく必要があります。
出典:令和8年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問17(IPA)解説で登場
出典:令和8年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問33(IPA)
国民年金の付加保険料に係る保険料納付済期間を有する者が、65歳から老齢基礎年金を受給する場合、付加年金の額は、( )に付加保険料に係る保険料納付済期間の月数を乗…
正解:200円
要点:払う400円、もらうのは200円×月数
付加年金は、国民年金の第1号被保険者(自営業者など)だけが使える上乗せ制度です。毎月の国民年金保険料に400円を足して払っておくと、65歳からの老齢基礎年金に「200円×付加保険料を納めた月数」が毎年上乗せされます。払った総額は400円×月数なので、受け取り始めて2年で元が取れ、その後は生きている限り得が続く計算です。掛金が小さいわりに効果が大きく、試験でも数字がそのまま問われます。
出典・参考
最終更新:2026-08-30/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。