建蔽率とは?けんぺいりつ
建蔽率とは、敷地面積に対する建築面積(真上から見た建物の面積)の割合の上限。建築面積÷敷地面積で計算する。用途地域ごとに上限が決まっており、敷地に一定の空地を確保して日照・通風・防火の安全を保つのが目的。敷地が2つの用途地域にまたがるときは、面積で加重平均して計算する。
FP3級を最短で暗記・合格する →建蔽率の具体例は?
敷地150㎡で建蔽率60%の土地なら、1階の面積は最大90㎡まで。庭や駐車場に残りを充てることになる。「広い家を建てたいのに1階が思ったより小さい」となる原因がこれ。2階建てにすれば延べ床面積は増やせるが、1階の広さは建蔽率で頭打ちになる。
建蔽率は試験でどう引っ掛けられる?
緩和が頻出。特定行政庁指定の角地で+10%、防火地域内の耐火建築物等で+10%(両方なら+20%)。さらに建蔽率80%の地域かつ防火地域内の耐火建築物は制限なし(100%)になる。
建蔽率と関連する用語は?
建蔽率が出た過去問は?
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和7年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問52(IPA)
下記の200㎡の土地に建築面積100㎡、延べ面積150㎡の2階建ての住宅を建築した場合、当該建物の建蔽率は、( )である。
正解:50%
要点:建蔽率=建築面積÷敷地面積
建蔽率は「敷地を真上から見たとき、どれだけ建物で覆われているか」の割合で、建築面積÷敷地面積で計算します。100㎡÷200㎡=50%です。一方、延べ面積150㎡は各階の床面積を合計したもので、これを敷地面積で割ると容積率(150㎡÷200㎡=75%)になります。建蔽率は建築面積、容積率は延べ面積、という対応で覚えます。
出典:令和8年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問52(IPA)解説で登場
下記の200㎡の土地に建築面積100㎡、延べ面積150㎡の木造2階建ての住宅を建築した場合、当該住宅の容積率は( )である。
正解:75%
要点:容積率=延べ面積÷敷地面積
容積率は「敷地の広さに対して、建物の延べ面積(各階の床面積の合計)がどれだけあるか」を表す割合で、延べ面積÷敷地面積で求めます。ここでは150㎡÷200㎡=75%。よく混同する建蔽率は「真上から見た建物の面積(建築面積)÷敷地面積」で、この土地なら100㎡÷200㎡=50%です。容積率は上へどれだけ積めるか、建蔽率は敷地をどれだけ覆えるか、と役割で区別すると間違えません。
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問9(IPA)解説で登場
建築基準法に従い、下記<資料>の土地に建築物を建築する場合の延べ面積(床面積の合計)の最高限度として、正しいものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮…
正解:1,620m2
要点:幅員12m未満は道路幅員×法定乗数と比べて低い方
延べ面積の最高限度=敷地面積×容積率です。ここで注意するのが、前面道路の幅員が12m未満のときは「指定容積率」と「前面道路の幅員×法定乗数」を比べて、小さい方を使うというルール。この土地は幅員6mの市道に接しているので、6m×6/10=3.6=360%。指定容積率400%より小さいので360%を採用します。したがって450㎡×360%=1,620㎡が答えで、選択肢2が正解です。建蔽率60%は1階部分など建築面積の上限を決めるもので、延べ面積の計算には使いません。
出典:令和8年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問9(IPA)解説で登場
建築基準法に従い、下記<資料>の土地に建築物を建築する場合、その土地に対する建築物の建築面積の最高限度として、正しいものはどれか。なお、記載のない事項については…
正解:240m2
要点:建築面積は建蔽率、延べ面積は容積率で求める
建築面積の最高限度=敷地面積×建蔽率。この土地は300平方メートル、指定建蔽率80%なので、300×0.8=240平方メートル。特定行政庁が指定する角地や、防火地域内の耐火建築物といった緩和の記載はないので、80%のまま計算する。資料の指定容積率400%や前面道路の法定乗数6/10は、延べ面積(各階の床面積の合計)の限度を求めるための数字で、建築面積を問うこの設問では使わない。
出典・参考
最終更新:2026-08-30/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。