共有フォルダとは?きょうゆうふぉるだ
共有フォルダとは、ファイルサーバやNAS上に置き、複数の利用者が同じ実体を読み書きできるようにしたフォルダ。誰が読めて誰が書けるかは利用者やグループ単位のアクセス権で決め、権限は原則として上位フォルダから下位へ引き継がれる。実体が1つしかないため、各自のPCにコピーを配ったときのような版の食い違いが起きない。
最終更新:2026-10-09
この語が出る過去問を解く →背景
各自のPCにファイルを置いていた時代は、同じ資料の少しずつ違うコピーが人数分でき、どれが最新か誰にも分からなくなっていた。担当者が休むと必要な資料に誰も触れず、退職や端末の故障でまとめて失われる事故も起きる。実体を1か所に集めて出し入れを権限で制御すれば、最新版の一意性が保て、バックアップも権限管理も1か所に効かせられる。基本情報では、アクセス権の継承と最小権限の考え方とセットで問われる。
具体例
Windows Server のファイル共有では、共有フォルダに「経理部は読み書き、それ以外は読み取りのみ」といったグループ単位のアクセス権を設定でき、下位フォルダは既定で上位の設定を引き継ぐ。継承を切って個別に厳しくすることもできるので、部署共通の領域の下に限られた人だけが開ける領域を置ける。
試験での引っ掛け
共有フォルダに置くこと自体はバックアップにならない。媒体が壊れれば全員分が同時に失われるため、別媒体への複製が別途必要になる。またアクセス権は緩いほうが通るのではなく、共有の権限とフォルダの権限のうち厳しいほうが効く。全員に書込みを許すと、誤って上書き・削除されたときに誰の操作か追えなくなる点も狙われる。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目B 問6(IPA)
A社は、放送会社や運輸会社向けに広告制作ビジネスを展開している。A社は、人事業務の効率化を図るべく、人事業務の委託を検討することにした。A社が委託する業務(以下…
正解:B業務に従事する従業員が、攻撃者からの電子メールを複合機からのものと信じて本文中にあるURLをクリックし、フィッシングサイトに誘導される。その結果、A社の採用予定者の個人情報が漏えいする。
要点:初期設定が公開だとなりすましメールを作られる
複合機の初期設定情報はベンダーのサイトで公開されているため、差出人・件名・本文・添付ファイル名の書式を攻撃者が知ることができる。そのため複合機からの通知になりすました電子メールを容易に作れ、受け取った従業員が本文のURLを本物と信じてクリックしてしまう恐れがある。フィッシングサイトで利用者IDとパスワードを詐取されれば、採用予定者の個人情報の漏えいにつながる。このリスクを断つために初期設定からの変更が必要と評価された。
出典:令和7年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目B 問6(IPA)
A社は従業員200名の電子機器メーカーである。東京に本社があり、新潟に工場がある。 A社では、ファイルサーバを図1のように運用している。 〔図1 A社のファイル…
正解:a1: 火曜日の正午 / a2: 4.50 / a3: CISO
RPOが72時間なので、金曜日の正午に障害が起きた場合は少なくともその72時間前、つまり火曜日の正午時点のデータまでは復元できなければならない。木曜日の正午の障害では、土曜日のフルバックアップに加えて火曜日と木曜日の2回分の増分バックアップを適用するため、4時間+0.25時間×2=4.50時間かかる。またICT継続の計画書のような重要文書は、担当者や監査部門ではなく責任者であるCISOが承認する。
出典:令和8年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目B 問6(IPA)
A社は、従業員1,000名の広告代理店である。A社では、各部署がA社の社内ネットワークに設置したファイルサーバを、設置した部署の運用担当者が管理している。各部署…
正解:(二),(四)
要点:ログのアクセス管理は担当者限定と複数名体制が要件
ルール3はログへのアクセス管理を定めた項目で、運用担当者だけがアクセスできること、エクスポート先でも同様に限定すること、運用担当者を複数名にすること、運用担当者のログインに2要素認証を用いることを求めています。項番(二)は運用担当者が1名だけになっており「複数名にすること」に違反します。項番(四)はエクスポートしたログをYサーバに置いていますが、Yサーバは営業部の全従業員が全ファイルを編集できる状態なので、運用担当者だけがアクセスできる保管になっていません。よって(二)と(四)の組合せが正解です。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。