電子メールとは?でんしめーる
電子メールとは、宛先のメールアドレスへ文書を送り、受信側のメールボックスに蓄えて後から読ませる通信手段。プロジェクトマネジメントでは、送り手が相手の都合に関係なく情報を押し出すプッシュ型コミュニケーションの代表例として扱われ、記録が文字で残る反面、相手が読んだ保証は得られない。
最終更新:2026-10-09
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会議や電話は、話す側と聞く側が同じ時刻に居合わせないと成立しない。関係者が増え、拠点や時差が分かれるほどこの制約は重くなる。送信と受信の時刻を切り離し、内容を文字として残せる手段が求められた結果、電子メールが業務連絡の基盤になった。プロジェクトで伝達手段を選ぶときは、速さではなく、記録が要るか、相手の反応が要るかで使い分ける。
具体例
メールソフトで送受信の設定をするときは、送信にSMTP、受信にIMAPやPOPといった通信の約束ごと(プロトコル)を指定する。ただしGmailをブラウザで使う場合や、会社のOutlookを社内のメールサーバに直接つなぐ場合は、これとは別の方式で通信することが多い。プロジェクトでは、議事録や決定事項の周知のように後から参照される連絡をメールで送り、その場で合意を取りたい論点はTeamsやZoomの会議に回す、といった使い分けをする。
試験での引っ掛け
電子メールはプッシュ型コミュニケーションであり、受け手が自分から取りに行く掲示板やイントラネット(プル型)とは区別される。また送っただけでは伝わった証明にならない。同じ内容を全員へ届ける手段であって、双方向の合意形成そのものには向かない。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問45(IPA)
自社の中継用メールサーバで,接続元IPアドレス,電子メールの送信者のメールアドレスのドメイン名,及び電子メールの受信者のメールアドレスのドメイン名から成るログを…
正解:接続元IPアドレス:BBB.45.67.89, 送信者ドメイン:a.b.d, 受信者ドメイン:a.b.e
要点:第三者中継は送信者も受信者も自社ドメインでない外部からの中継
第三者中継とは、自社と無関係の送信者から自社と無関係の宛先へのメールを、自社のサーバが代わりに配送してしまう状態を指す。したがって接続元が社外で、かつ送信者側・受信者側のどちらのドメインも自社のものでない記録が該当する。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問34(IPA)
電子メールのヘッダフィールドのうち、SMTPでメッセージが転送される過程で削除されるものはどれか。
正解:Bcc
要点:Bccは転送過程でヘッダから削除される
Bccは他の受信者に宛先を知らせないための指定なので、送信サーバが宛先を取り出した後、転送されるメッセージのヘッダからは削除される。これにより受信者にはBcc宛先が見えない。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問38(IPA)
AさんがBさんの公開鍵で暗号化した電子メールを、BさんとCさんに送信した結果のうち、適切なものはどれか。ここで、Aさん、Bさん、Cさんのそれぞれの公開鍵は3人全…
正解:暗号化された電子メールを、Bさんだけが、自身の秘密鍵で復号できる。
要点:公開鍵で暗号化した文は対の秘密鍵の持ち主だけが復号できる
公開鍵暗号では、ある公開鍵で暗号化した文は、対になる秘密鍵でしか復号できない。Bさんの公開鍵で暗号化されているので、Bさんの秘密鍵をもつBさんだけが復号でき、同じ文を受け取ったCさんは読むことができない。
出典・参考
公式シラバスの5 プロジェクトマネジメント > 11. プロジェクトのコミュニケーション > (3) ツールと技法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。