クライアントとは?くらいあんと
クライアントとは、ネットワーク上で、サーバに処理やデータを要求する側のコンピュータやソフトウェアのこと。利用者の操作を受け付けて要求を送り、返ってきた結果を画面に表示する役割を担う。機器の性能や大きさではなく、要求する側か提供する側かという役割によって決まる呼び方である。
最終更新:2026-10-09
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1台の大型機に端末をぶら下げる形では、画面表示まで中央のホストが担うため負荷が集中した。PCが安価になると、画面の描画や入力チェックは手元でこなし、共有すべきデータと業務処理だけをサーバに任せる分担が合理的になった。どこまでを手元で処理させるかという線引きが、2層・3層構成やシンクライアントといった設計の分かれ目になっている。
具体例
Google Chromeは、WebサーバにHTTPで要求を出し、返ってきたHTMLを表示するクライアントである。同じPCでもMicrosoft SQL Serverを動かせばデータベースサーバになり、そこへ接続する業務アプリケーションの側がクライアントになる。
試験での引っ掛け
クライアントとサーバは機器の種類ではなく役割なので、1台のPCが両方を兼ねることがある。またシンクライアントは、端末が安いことではなく、処理とデータをサーバ側に置いて手元に情報を残さない点が問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問8(IPA)解説で登場
Web環境での動的処理を実現するプログラムであって,Webサーバ上だけで動作するものはどれか。
正解:Javaサーブレット
要点:サーブレットはサーバ側実行、アプレットやJSはクライアント側
サーバ側で動くかクライアント側で動くかを問う問題。サーブレットはWebサーバ(アプリケーションサーバ)上で実行され、リクエストを受けて動的にHTMLなどを生成して返す仕組みである。他の3つはいずれもブラウザ側で実行されるため、サーバ上だけで動作するという条件に合わない。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問13(IPA)
3層クライアントサーバシステム構成で実現したWebシステムの特徴として,適切なものはどれか。
正解:業務処理はサーバ側で実行し,クライアントソフトはHTMLの記述に従って,その結果を画面に表示する。
要点:3層Webは処理をサーバ側に集約し、端末は表示のみ
3層構成はプレゼンテーション層・ファンクション(アプリケーション)層・データ層に分ける方式で、Webシステムでは業務処理をサーバ側のアプリケーション層で実行し、クライアントはブラウザでHTMLを解釈して結果を表示するだけになる。クライアントに業務処理を置かないため、配布や更新の手間が小さいのが利点である。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問14(IPA)
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問43(IPA)
クライアントとWebサーバの間において,クライアントからWebサーバに送信されたデータを検査して,SQLインジェクションなどの攻撃を遮断するためのものはどれか。
正解:WAF
要点:WAFはHTTPの中身を検査してWeb攻撃を遮断する
WAF(Web Application Firewall)は、HTTPの通信内容そのものを検査し、攻撃に典型的なパターンを含むリクエストを遮断する。パケットヘッダしか見ない従来型ファイアウォールでは防げない、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングへの対策として位置付けられる。アプリケーション改修が難しい場合の緩和策としても使われる。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問26(IPA)
クライアントサーバシステムにおいて、利用頻度が高い命令群をあらかじめサーバ上のDBMSに格納しておくことによって、クライアントサーバ間のネットワーク負荷を軽減す…
正解:ストアドプロシージャ
要点:ストアドプロシージャは処理をDB側に置き通信量を減らす
ストアドプロシージャは、一連のSQL文と手続き的な処理をあらかじめコンパイルしてDBMS側に登録しておく仕組みである。クライアントは手続き名と引数を送るだけで済むので、SQL文を毎回送る場合に比べてネットワーク上を流れるデータ量が減り、負荷が軽くなる。サーバ側で実行計画が再利用される分、性能面でも有利になる。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 1. システムの構成 > (4) クライアントサーバシステムに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。