シンクライアントとは?しんくらいあんと
シンクライアントは、利用者が使う端末(クライアント)には画面表示や入力など最小限の機能だけを持たせ、アプリケーションの実行とデータの保存はサーバ側で行うシステムの構成である。「シン(thin)」は薄いという意味。端末にはデータが残らないので、端末を紛失したり盗まれたりしても情報が漏れにくく、ソフトの更新もサーバ側だけで済む。反面、サーバやネットワークが止まると端末では何もできない。サーバの上に1人ずつの仮想のPCを用意して画面だけを送るVDI(仮想デスクトップ基盤)は、シンクライアントを実現する代表的な方式である。
最終更新:2026-10-10
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社員一人ひとりのPCにアプリケーションとデータを入れる形では、PCの台数分だけ更新作業が要り、ノートPCを持ち出して紛失すれば中のデータがそのまま漏れる。処理とデータをサーバ側に集め、端末は画面を映すだけにすれば、管理と情報漏えいの両方の問題を減らせる。こうした考えからシンクライアントが使われるようになり、テレワークの広がりで改めて採用が増えた。
具体例
Amazon WorkSpacesやWindows 365のようなクラウド上のデスクトップサービスでは、自宅のノートPCからインターネット経由でクラウド上のWindowsに接続し、手元には画面だけが届く。作業中のファイルはクラウド側に保存されるので、カフェで手元のノートPCを置き忘れても、そこに業務のデータは入っていない。
試験での引っ掛け
処理をどちらで行うかの向きを逆にした選択肢に注意する。シンクライアントは「サーバで処理し、端末は表示と入力だけ」で、端末側で処理とデータ保存を行うのは従来型のPC(ファットクライアント)である。また、端末にデータが残らないことは情報漏えい対策になるが、ネットワークが使えない場所でも作業できるという利点は無く、むしろ弱点である。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。