SLAとは?えすえるえー
SLAとは、サービスを提供する側と利用する顧客が、提供内容と品質の水準を数値で取り決めた合意文書。サービスレベル合意書ともいう。月間稼働率99.9%以上、障害時の一次回答は30分以内、といった測定できる目標(SLO)を書き、達成状況を定期的に測って報告することとセットで運用する。
最終更新:2026-10-09
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「安定して動かします」という口約束だけだと、障害が起きたときに何が期待外れだったのかを双方が主観で言い合うことになる。測れる数値を先に決めておけば、良し悪しの判定が事実で片づく。基本情報では、SLAが合意した文書であるのに対し、それを監視して改善していく活動はSLM(サービスレベル管理)だという役割の分担が問われる。
具体例
Amazon Web Services や Microsoft Azure は、サービスごとに月間稼働率のSLAを公開し、その水準を下回った場合の利用料の返還率まで定めている。学内の学習システムを外部へ委託する場合も、サービス時間帯と復旧目標を同じように契約書へ書く。
試験での引っ掛け
SLAは合意した文書そのもので、達成度を回して改善する活動はSLM。相手による呼び分けもあり、外部委託先との取り決めはUC(Underpinning Contract:支援契約)、社内の支援部門との取り決めはOLA(Operational Level Agreement:運用レベル合意書)という。目標は測定可能な数値で書くのが原則で、「速やかに対応する」のような表現では成立しない。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問59(IPA)
情報セキュリティ監査において,可用性を確認するチェック項目はどれか。
正解:中断時間を定めたSLAの水準が保たれるように管理されていること
要点:可用性は使いたいときに使えること。中断時間の管理が要
可用性は、必要なときにシステムやデータを利用できる状態を指す。したがって監査では、サービスの中断時間について定めたSLAの水準が守られるよう管理されているかを確認することが可用性のチェック項目となる。持出し禁止や暗号化は機密性、入力時のエラーチェックは完全性に対応する。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問55(IPA)解説で登場
サービスマネジメントシステムにおけるサービスの可用性はどれか。
正解:あらかじめ合意された時点又は期間にわたって,要求された機能を実行するサービス又はサービスコンポーネントの能力
要点:可用性=合意した期間に要求機能を果たせる能力
サービスマネジメントにおける可用性とは、合意した時点や期間にわたって、必要とされる機能をサービスが果たせる能力を指します。稼働率などの指標で表され、SLAで目標値を取り決めるのが一般的です。継続性は災害など深刻な事象への備え、有効性は計画した結果の達成度合いを指し、可用性とは区別されます。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問57(IPA)
次の条件でITサービスを提供している。SLAを満たすことができる,1か月のサービス時間帯中の停止時間は最大何時間か。ここで,1か月の営業日数は30日とし,サービ…
正解:2.1
要点:許容停止時間=サービス時間帯合計×(1−可用性)
サービス時間帯は午前8時から午後10時までの14時間で、月30営業日なら14×30=420時間である。可用性99.5%以上を満たすには停止時間が0.5%以内であればよく、420×0.005=2.1時間が上限となる。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問60(IPA)
情報セキュリティ監査において、可用性を確認するチェック項目はどれか。
正解:中断時間を定めたSLAの水準が保たれるように管理されていること
要点:可用性は中断時間などサービス継続の水準で確認する
可用性は、必要なときに利用できる状態が確保されているかという特性である。サービスの中断時間をSLAで定め、その水準が維持されるよう管理していることを確認する項目は、可用性に対応する。
出典・参考
公式シラバスの6 サービスマネジメント > 1. サービスマネジメント > (4) SLAに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。