サービス時間とは?さーびすじかん
サービス時間とは、待ち行列モデルで、窓口が1件の要求を受け付けてから処理し終えるまでにかかる時間。平均サービス時間の逆数が、単位時間あたり何件さばけるかを表す平均サービス率になる。平均到着率(単位時間あたりに届く要求の平均件数)をこの平均サービス率で割った値が、窓口の混み具合を表す利用率になる。
最終更新:2026-10-09
この語が出る過去問を解く →背景
窓口に人が並ぶ現象では、到着も処理も一定の間隔では起きず、たまたま重なった瞬間に行列が伸びる。勘に頼って窓口を増やせば設備が無駄になり、減らせば利用者を長く待たせる。到着の速さと処理の速さという二つの量だけで平均の待ち時間を見積もれるようにしたのが待ち行列理論で、その処理の速さの側を表す量がこれにあたる。
具体例
1件あたり平均0.2秒で処理できるサーバなら、平均サービス率は毎秒5件になる。ここへ毎秒4件の要求が届くと利用率は0.8となる。窓口が1つの行列のモデル(M/M/1)では、平均待ち時間=利用率÷(1−利用率)×平均サービス時間なので、0.8÷(1−0.8)×0.2秒=0.8秒と求まる。
試験での引っ掛け
待ち行列理論のサービス時間は1件の処理に要する時間だが、サービスマネジメントでいうサービス時間はサービスを提供すると合意した時間帯を指し、同じ言葉で意味が違う。また行列に並んでいる時間が待ち時間で、これを足した合計が応答時間になる。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問57(IPA)
次の条件でITサービスを提供している。SLAを満たすことができる,1か月のサービス時間帯中の停止時間は最大何時間か。ここで,1か月の営業日数は30日とし,サービ…
正解:2.1
要点:許容停止時間=サービス時間帯合計×(1−可用性)
サービス時間帯は午前8時から午後10時までの14時間で、月30営業日なら14×30=420時間である。可用性99.5%以上を満たすには停止時間が0.5%以内であればよく、420×0.005=2.1時間が上限となる。
出典・参考
公式シラバスの1 基礎理論 > 2. 応用数学 > (6) 待ち行列理論に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。