SLIとは?えすえるあい
SLI(Service Level Indicator:サービスレベル指標)は、サービスの品質を実際に測った値、またはその測り方のこと。たとえば「正常に応答したリクエストの割合」「0.3秒以内に応答できた割合」で、測った値はSLO(Service Level Objective:サービスレベル目標)と比べて評価する。SLOはサービスを提供する側が目指す目標値で、SLA(Service Level Agreement:サービスレベル合意書)は利用者と結ぶ約束。SLAを守れなければ料金の返金などが決められている。「測る(SLI)→目標を決める(SLO)→利用者と約束する(SLA)」と積み上がる関係で問われる。
最終更新:2026-10-10
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「サービスを安定して提供する」と言葉で約束しても、何をもって安定とするかが決まっていないと、達成できたかを確かめられない。そこで、利用者の体験を表す数値を決めて測り、その数値に目標を置く考え方が広まった。Googleが2016年に出版した本『Site Reliability Engineering』が、SLI・SLO・SLAを分けて使う方法を紹介し、広く知られるようになった。
具体例
大学の履修登録システムで、SLIを「1か月のリクエストのうち正常に応答した割合」と決め、SLOを99.9%とする。1か月に100万件のリクエストがあれば、失敗してよいのは1,000件まで。30日間を時間で見れば、全面停止してよいのは0.1%=約43分になる。この「許される失敗の量」をエラーバジェットと呼び、使い切りそうなら新機能の公開を止めて安定化を優先する。
試験での引っ掛け
3つの役割の取り違えが定番:SLIは測った値(指標)、SLOは目標値、SLAは利用者との合意。「SLIを利用者と合意する」「SLAは社内だけで使う目標」は誤り。また、SLOを100%にすると、改修のための停止も一切できなくなるので、あえて100%未満に置く。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。