プロセスとは?ぷろせす
プロセスとは、OS から見た「実行中のプログラム」の単位。プログラムを起動すると、OS はメモリ領域や開いているファイルなどの資源をまとめて割り当て、一つのプロセスとして管理する。プロセスは実行状態・実行可能状態(CPU の順番待ち)・待ち状態(入出力の完了待ち)を行き来し、どれを CPU で動かすかを OS のディスパッチャが決める。試験では、この 3 つの状態の遷移と、スレッドとの違い(資源をもつのはプロセス)が問われる。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
複数のプログラムを同時に動かすとき、互いのメモリを壊し合わないように、OS がプログラムごとに資源の囲いを作る必要がある。その囲いの単位がプロセス。
具体例
Google Chrome は、タブやサイトごとに別のプロセスで動かしている。あるタブのページが固まっても、別プロセスのほかのタブは動き続けられるのはこのため。
試験での引っ掛け
スレッド(プロセスの中の処理の流れ)と逆に覚えやすい。メモリなどの資源を割り当てられる単位はプロセスで、スレッドは同じプロセスの資源を共有する。また「業務プロセス」「開発プロセス」の意味のプロセスとは別の語。実行可能状態は「CPU を待っている」、待ち状態は「入出力などを待っている」で、入れ替えると誤答になる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)
プロジェクトマネジメントのプロセスのうち,計画プロセスグループ内で実施するプロセスはどれか。
正解:スコープの定義
要点:スコープ定義は計画、憲章とステークホルダ特定は立ち上げ
スコープの定義は、成果物と作業の範囲を具体的に定める作業であり、計画プロセス群に属する。ステークホルダの特定とプロジェクト憲章の作成は立ち上げプロセス群、品質保証の実施は実行プロセス群に位置付けられる。何を計画段階で決めるかを整理して覚えておくとよい。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問56(IPA)
JIS Q 20000-1は,サービスマネジメントシステム(SMS)及びサービスのあらゆる場面でPDCA方法論の適用を要求している。SMSの計画(Plan)に含…
正解:権限,責任及びプロセスにおける役割についての枠組みの作成
要点:計画は枠組みづくり、導入運用はDo、レビューはCheck
PDCAのPlanは、目的と要求事項を満たすために必要な仕組みを設計・確立する段階である。権限や責任、プロセスにおける役割の枠組みを定めることは、この計画段階に含まれる。資金や予算を使った導入・運用はDo、マネジメントレビューはCheck、改善の実施はActに対応する。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問52(IPA)
プロジェクトの目的及び範囲を明確にするマネジメントプロセスはどれか。
正解:スコープマネジメント
要点:スコープマネジメントが目的と作業範囲を定義する
スコープマネジメントは、プロジェクトで何を作り何をやらないのかという範囲を定義し、その範囲を維持していくプロセスである。要求の収集、スコープ定義、WBS作成などが含まれ、範囲の無秩序な拡大(スコープクリープ)を防ぐ役割を担う。目的と範囲の明確化はここに位置付けられる。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問56(IPA)解説で登場
ITサービスマネジメントにおけるインシデントの記録と問題の記録の関係についての記述のうち,適切なものはどれか。
正解:問題の記録には,問題の記録の発端となったインシデントの相互参照情報を含める。
要点:問題の記録は発端のインシデントへ相互参照を残す
インシデント管理はサービスの早期復旧を、問題管理は根本原因の究明と再発防止を担う。両者は別のプロセスだが記録は結び付けられ、問題の記録には発端となったインシデントへの相互参照を残す。これにより、同種のインシデントの再発を根本対応の成果として追跡できるようになる。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問57(IPA)
ITサービスマネジメントのキャパシティ管理プロセスにおける,オンラインシステムの容量・能力の利用の監視についての注意事項のうち,適切なものはどれか。
正解:応答時間やCPU使用率などの複数の測定項目を定常的に監視する。
要点:キャパシティ管理は複数指標を定常的に監視し傾向を見る
キャパシティ管理では、応答時間、CPU使用率、ディスク使用量、トラフィック量といった複数の指標を、常時継続して監視する。単一の指標や瞬間の最大値だけでは、能力不足の予兆や傾向を捉えられないためである。傾向を蓄積することで、将来の増強計画にもつなげられる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。