ブロック暗号とは?ぶろっくあんごう
ブロック暗号とは、暗号化したいデータ(平文)を決まった長さのかたまり(ブロック)に区切り、ブロックごとに鍵を使って暗号化する共通鍵暗号の方式。代表はAES(Advanced Encryption Standard:米国が標準に定めた共通鍵暗号)で、ブロックの長さは128ビット、鍵の長さは128・192・256ビットから選ぶ。これに対し、鍵から作った乱数の列とデータを1ビット・1バイトずつ順に混ぜていくのがストリーム暗号(KCipher-2など)で、両者を対で覚える。
最終更新:2026-10-10
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長さがばらばらのデータ全体に対して、毎回違う形の計算を組み立てるのは難しい。決まった大きさに切り分ければ、同じ変換をブロックの数だけ繰り返すだけで済み、ハードウェアにも組み込みやすい。以前の標準だったDESは鍵が56ビットと短く、総当たりで破られるようになったため、2001年に後継としてAESが定められた。
具体例
スマホを学内Wi-Fiにつなぐとき使われる無線LANの暗号化方式WPA2・WPA3は、AESで通信を暗号化している。Windows の BitLocker や macOS の FileVault によるディスクの暗号化もAESを使う。データの最後が128ビットに満たないときは、埋め草(パディング)を足してブロックの長さをそろえる。
試験での引っ掛け
方式名を種類に振り分ける問題が定番。AESは共通鍵暗号のブロック暗号、KCipher-2は共通鍵暗号のストリーム暗号、RSAは公開鍵暗号(巨大な数の素因数分解の難しさが安全性の根拠)、SHA-256はハッシュ関数で暗号化の方式ではない。なお、同じ鍵でブロックをそのまま暗号化すると、同じ平文のブロックから同じ暗号文ができて模様が残るので、前のブロックの結果を混ぜる使い方(暗号利用モード)を選ぶ。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。