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実効アクセス時間とは?じっこうあくせすじかん

実効アクセス時間とは、記憶階層をヒット率で重み付けした平均アクセス時間。「ヒット率×高速側の時間+(1−ヒット率)×低速側の時間」で求める。カタログ上のキャッシュ速度ではなく、実際のアクセスパターンで得られる性能を1つの数値に落とすための指標になる。

最終更新:2026-10-06

試験情報

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では1回出題され、ほかに1問の解説で触れられています(2016年度〜2020年度)。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の頻出用語/午前II

別名:平均アクセス時間

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背景

速くて小さい記憶と、遅くて大きい記憶を積み重ねる階層構造は、どの階層に当たるかで所要時間が桁で変わる。そのため個々の速度を並べても系の性能を語れず、当たる確率を掛け合わせた期待値でしか比較できない。組込みでは、この数値が机上の性能見積りとして設計の初期段階に出てくる。キャッシュを積むか、内蔵SRAMを増やすか、アルゴリズムで参照の局所性を上げるかという投資判断が、この一本の式の上で比較される。

具体例

キャッシュ10ナノ秒、主記憶100ナノ秒、ヒット率95%なら0.95×10+0.05×100=14.5ナノ秒になる。ヒット率が90%へ落ちるだけで19ナノ秒へ悪化し、キャッシュの速度を上げるよりヒット率を上げるほうが効く、という判断がこの計算から出てくる。

試験での引っ掛け

ミス時の時間を「低速側の時間だけ」とするか「高速側の探索時間+低速側」とするかは問題文の定義に従う。ここを読み違えると答えがずれる。ヒット率が数%動くだけで結果が大きく振れるため、平均値だけを見て最悪実行時間を語らないこと——締切を守れるかの議論には最悪値が要る。

関連用語

出た過去問

問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 試験では1回出題(2016年度〜2020年度)
  • 分野:午前II
  • ミス時の時間を「低速側の時間だけ」とするか「高速側の探索時間+低速側」とするかは問題文の定義に従う。