ページングとは?
ページングとは、論理空間・物理空間を固定長のページに分割し、ページ単位で主記憶と補助記憶を入れ替える仮想記憶の方式。ページテーブルで論理ページ番号から物理ページ番号への対応を管理する。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では4回出題されています(2019年度〜2025年度)。
ぺーじんぐ
ページングの意味
論理空間・物理空間を固定長のページに分割し、ページ単位で主記憶と補助記憶を入れ替える仮想記憶の方式。ページテーブルで論理ページ番号から物理ページ番号への対応を管理する。
ページングの具体例
ページテーブルの所要量は「エントリ数×1エントリのサイズ」で求める。論理空間4Gバイト、ページ4Kバイト、エントリ4バイトなら、エントリ数は100万個で4Mバイト。
ページングは試験でどう引っ掛けられる?
ページサイズを小さくすると、ページ内の未使用部分(内部断片化)が減って主記憶を有効に使える一方、ページテーブルが大きくなりページフォールトの回数も増える。
ページングと関連する用語
ページングが出た過去問
ページング方式の仮想記憶において、ページ置換えアルゴリズムにLRU方式を採用した場合、ページの参照順序が1, 2, 3, 2, 3, 1, 4, 2, 4, 3…
正解:7
要点:LRUは最も長く未参照のページを追い出して置き換える
LRUは最も長く参照されていないページを追い出す方式である。参照順に追っていくと、最初の1,2,3で3回の読込みが起き、続く2,3,1はいずれも主記憶上にあるためヒットする。その後の4で最古の2を、2で3を、3で1を、1で2を追い出す形になり、読込みは合計7回発生する。
出典:令和1年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問10(IPA)ページング方式の仮想記憶において、あるプロセスが仮想アドレス空間全体に対応したページテーブルをもつ場合、ページテーブルに必要な領域の大きさを2^xバイトで表すと…
正解:L-N+E
要点:ページテーブル量はエントリ数×エントリサイズで決まる
ページテーブルのエントリ数は、仮想アドレス空間をページサイズで割った値、すなわち2^L÷2^N=2^(L-N)個である。1エントリの大きさが2^Eバイトなので、必要な領域は2^(L-N)×2^E=2^(L-N+E)バイトとなる。したがってxはL-N+Eである。
出典:令和2年度 10月 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問8(IPA)セグメンテーションページング方式の仮想記憶において、セグメントテーブルに格納される情報はどれか。
正解:当該セグメントに含まれるページを管理するページテーブルの実アドレス
要点:セグメントテーブルはページテーブルの実アドレスを保持する
セグメンテーションページング方式では、プログラムをまずセグメントに分け、各セグメントをさらにページに分割して管理する。アドレス変換は2段階で行われ、セグメントテーブルの各エントリには、そのセグメントに対応するページテーブルが主記憶上のどこにあるかを示す実アドレスが格納される。次にそのページテーブルを引いてページの実アドレスを得る。
出典:令和3年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問8(IPA)ページング方式の仮想記憶において、あるプロセスが仮想アドレス空間全体に対応したページテーブルをもつ場合、ページテーブルに必要な領域の大きさを2^xバイトで表すと…
正解:L-N+E
要点:ページテーブル量はエントリ数×エントリサイズ
ページテーブルのエントリ数は、仮想アドレス空間をページサイズで割った 2^L÷2^N=2^(L-N) 個である。各エントリの大きさが2^Eバイトなので、テーブル全体は 2^(L-N)×2^E=2^(L-N+E) バイトになる。したがってxはL-N+Eである。
出典:令和7年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問7(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。