SLC/MLC/TLCとは?
SLC/MLC/TLCとは、フラッシュメモリの1セルに記憶するビット数の違い。SLCは1ビット、MLCは2ビット、TLCは3ビットを1セルに格納する。多値化するほど同じ面積で大容量・低コストになるが、しきい値の間隔が狭まるため書込み速度・書換え耐久回数・データ保持期間・信頼性は低下する。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では2回出題されています(2017年度〜2019年度)。
えすえるしー/えむえるしー/てぃーえるしー
SLC/MLC/TLCの意味
フラッシュメモリの1セルに記憶するビット数の違い。SLCは1ビット、MLCは2ビット、TLCは3ビットを1セルに格納する。多値化するほど同じ面積で大容量・低コストになるが、しきい値の間隔が狭まるため書込み速度・書換え耐久回数・データ保持期間・信頼性は低下する。
SLC/MLC/TLCの具体例
産業機器の記録用途では信頼性重視でSLCまたはpSLCモード、民生機器の大容量用途ではTLCを選ぶ。
SLC/MLC/TLCは試験でどう引っ掛けられる?
MLCの利点は「大容量・低コスト」であり、速度や耐久性ではない。逆にする選択肢が定番。
SLC/MLC/TLCと関連する用語
SLC/MLC/TLCが出た過去問
SLC(Single-Level Cell)型と比較したとき、MLC(Multi-Level Cell)型のフラッシュメモリの優れている点はどれか。
正解:1セル当たりの記憶容量が大きい。
要点:MLCは大容量が利点、速度・耐久性・保持期間は劣る
MLCは1つのセルに複数の電圧レベルを設けて2ビット以上を記録する方式なので、同じセル数でもSLCより大きな容量を実現でき、ビット単価を下げられる。その代わり電圧レベルの識別余裕が小さくなるため、書換え速度、書換え可能回数、データ保持期間といった信頼性の指標はいずれもSLCに劣る。用途に応じて使い分ける。
出典:平成29年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問3(IPA)MLC(Multi-Level Cell)フラッシュメモリの特徴として、適切なものはどれか。
正解:一つのメモリセルに2ビット以上のデータを記憶する。
要点:MLCは1セルに2ビット以上を記憶して大容量化する
MLCフラッシュメモリは、1つのメモリセルに蓄える電荷量を多段階に制御し、しきい値電圧の違いで2ビット以上の情報を記憶する方式である。1セル1ビットのSLCに比べて同じ面積で大容量化・低コスト化できる反面、しきい値の余裕が小さく、書換え可能回数やデータ保持特性、読出し速度の面では劣る。
出典:令和1年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問2(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。