エンベデッドシステムスペシャリスト暗記無料で始める

SLC/MLC/TLCとは?えすえるしー/えむえるしー/てぃーえるしー

SLC/MLC/TLCとは、フラッシュメモリのセル1個に蓄えた電荷を何段階に読み分けるかの違いで、2段階なら1ビットのSLC、4段階なら2ビットのMLC、8段階なら3ビットのTLCになる。段階を増やすほど同じ面積へ多くのビットが載り容量単価は下がるが、段の間隔が詰まるぶん書込み速度・書換え耐久回数・データ保持期間・信頼性の余裕はいずれも削られる。

最終更新:2026-10-06

試験情報

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では2回出題されています(2017年度〜2019年度)。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の頻出用語/午前II

別名:Single/Multi/Triple Level Cell、SLC、MLC、TLC、SLC・MLC・TLC・QLC、QLC、SLC・MLC・TLC(多値記録)、多値記録

この語が出る過去問を解く →

背景

フラッシュの容量単価を下げる道は、微細化と積層のほかに「1つのセルに何段階の電圧を読み分けさせるか」がある。段階を増やせばビット数は増えるが、段階の間隔が狭まり、経年による電荷の抜けや書換えによるセルの劣化に対する余裕がそのまま削られる。組込みでは、この余裕がそのまま製品寿命と故障率になる。民生機器の数年と産業機器の十年、車載の高温環境では、同じ容量でも選ぶべき方式が変わるという設計判断として問われる。

具体例

キオクシアなどが供給するフラッシュを使う産業用SDカードでは、信頼性重視の用途にSLC品や、TLCを1ビット動作させるpSLCモードの品種が用意される。民生機器の大容量用途はTLC以上を選び、書込み量を減らすログ設計やウェアレベリングで寿命を確保する。

試験での引っ掛け

MLCやTLCの利点は「大容量・低コスト」であって、速度や耐久性ではない。ここを逆にする選択肢が定番。ビット数はSLC=1、MLC=2、TLC=3で、名称の「マルチ」から2ビットを想起できるかが分かれ目になる。書換え耐久回数はセル方式だけでなく、コントローラのウェアレベリングと書込み単位でも変わる点も押さえる。

関連用語

出た過去問

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

この語が出る過去問を解く →

試験での特徴
  • 試験では2回出題(2017年度〜2019年度)
  • 分野:午前II
  • MLCやTLCの利点は「大容量・低コスト」であって、速度や耐久性ではない。