ユーザビリティとは?ゆーざびりてぃ
ユーザビリティとは、特定の利用者が特定の状況で目標を達成するときの、有効さ・効率・満足度の度合い(ISO 9241-11の定義)。使いやすさを印象で語らず、達成率・所要時間・エラー回数という測れる量へ置き換えて評価する点が要点になる。
最終更新:2026-10-06
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「使いにくい」という指摘は、そのままでは設計を直す根拠にならない。誰が、どんな状況で、何を達成しようとして、どこで詰まったのかが分からないためである。定義に利用者と状況を含めたのは、評価を条件付きの測定として成立させるためで、これにより改善の前後を同じ条件で比べられ、要求仕様に数値目標として書き込める。
具体例
設定手順の改善効果は、被験者に実際の設定作業をさせて完了率と所要時間を測って確かめる。専門家が指針と照合するヒューリスティック評価と、実利用者に操作させるユーザビリティテストでは、見つかる問題の性質が違う。
試験での引っ掛け
アクセシビリティは多様な心身の特性や環境でも利用できるかを問い、ユーザビリティはその利用者にとってどれだけうまく使えるかを問う。定義に「特定の利用者・特定の状況」が入っているとおり、万人に共通の絶対値ではない。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問12(IPA)
システムのユーザビリティの測定手法のうち、利用者に実際のシステムを操作してもらって、意見を聞き、有効さ、効率及び利用者の満足度を評価する手法はどれか。
正解:インタビュー法
要点:インタビュー法は操作してもらい意見を聞く評価手法
インタビュー法は、実際に利用者にシステムを操作してもらい、その様子を観察しながら本人から直接意見や感想を聞き取る評価手法である。有効さ・効率・満足度という利用者側の主観を含む観点を、実利用に近い状況で拾える点が特徴である。専門家だけで評価する手法とはこの点で異なる。
出典:令和7年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問12(IPA)
JIS Z 8521:2020(人間工学-人とシステムとのインタラクション-ユーザビリティの定義及び概念)によれば、ユーザエクスペリエンスの定義はどれか。
正解:サービスなどの利用前、利用中及び利用後に生じる利用者の知覚及び反応
要点:UXは利用前・中・後を通じた利用者の知覚と反応
JIS Z 8521:2020では、ユーザエクスペリエンスを、システムや製品、サービスの利用前・利用中・利用後を通じて生じる利用者の知覚と反応と定義している。実際の操作中の使い勝手だけでなく、期待や事前の印象、使い終えた後の余韻までを含む広い概念である点が、ユーザビリティとの違いになる。
出典・参考
公式シラバスの2 機能要件の分析,機能仕様の決定 > 2-3 品質要件の分析に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。