3層クライアントサーバシステムとは?さんそうくらいあんとさーばしすてむ
3層クライアントサーバシステムとは、処理をプレゼンテーション層(画面)・ファンクション層(業務ロジック)・データ層(DB)の3つに切り分け、それぞれを独立に配置し増強できるようにしたシステム構成。組込み機器をネットワークへ載せる設計では、この3層を機器・ゲートウェイ・クラウドのどこへ割り付けるかが、そのまま機能分割の判断になる。
最終更新:2026-10-06
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端末側に業務ロジックを持たせた2層構成では、仕様が変わるたびに全端末へバイナリを配り直す必要があった。出荷後に人の手が届かない場所へ据え付けられる組込み機器では、この再配布コストがそのまま保守費と製品寿命の制約になる。層を切って変わりやすいロジックをサーバ側へ寄せておけば、機器のファームウェアを触らずに仕様変更を吸収できる。システムアーキテクチャ設計と保守容易化設計が並べて問われるのはこのためである。
具体例
コマツのKOMTRAXは、建設機械に載せた車載端末が稼働時間・位置・エラーコードを車両ネットワークとGPSから取り、通信でサーバへ送る。判定ロジックと蓄積はサーバ側にあるため、レポートの様式やしきい値を変えても、現場に散らばった機械のファームウェアを更新して回る必要がない。端末に残すのは取得と送信だけ、という割り切りが3層の効き所である。
試験での引っ掛け
層は論理的な役割分担なので「3層=サーバ3台」ではなく、1台に同居させても3層構成と呼ぶ。組込みでは機器を無条件にプレゼンテーション層へ当てる誤りが起きやすいが、機器が担うのはセンサ入力とアクチュエータ出力であり、どの層かは載せた処理で決まる。答案では「遅延要件と通信量から、この処理はエッジ側に残す」と配置の根拠まで言い切ること。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。