最小権限の原則とは?さいしょうけんげんのげんそく
最小権限の原則とは、利用者・プログラム・接続アカウントに、担う業務を果たすのに必要な権限だけを与え、それ以外は与えないという設計原則。事故や不正が起きたときに影響が及ぶ範囲を、あらかじめ権限の形で限っておく考え方で、権限設計とアカウントの分割の両方に効いてくる。
最終更新:2026-10-06
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権限は足りないと業務が止まるため、運用の都合で広めに与えられやすい。しかし広く与えた権限は、正規利用者の操作ミスでも、アカウントを乗っ取った攻撃者の手でも同じように働いてしまう。被害の大きさを利用者の善意ではなく構成で抑えるために、初めから範囲を絞るという原則が置かれた。DBでは実装工程の手順にアクセス権限定義が明記されている。
具体例
参照専用の画面が使う接続アカウントには受注表のSELECTだけを与え、UPDATE・DELETEとDDLは与えない。PostgreSQLならGRANT SELECT ON 受注 TO app_reader のように付与し、用途別に接続先を分けておけば、SQLインジェクションが成立しても書換えまでは至らない。
試験での引っ掛け
職務分掌(責務の分離)と混同しやすい。最小権限は1人に与える範囲を削る話、職務分掌は1つの業務を複数人へ分けて相互に牽制させる話で、狙う不正の型が違う。また範囲の原則であって、必要な時だけ与える(Just-In-Time)という時間軸の話とも別である。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。