データベーススペシャリスト暗記無料で始める

ログ先行書出しとは?ログせんこうかきだし

ログ先行書出しとは、更新後のデータページを記憶装置へ書き出すより先に、その更新を記した ログを不揮発媒体へ書き終えることを義務づける規約。書き出す順序だけを固定する取り決めであり、実データの書出しはバッファに溜めたまま後回しにしてよい。コミットの応答を返す時点で確実に書けているのはログのほうである。

最終更新:2026-10-06

試験情報

データベーススペシャリスト試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2019年度)。

データベーススペシャリスト試験の頻出用語/午前II

別名:WAL、write ahead logging、ログ先書き

この語が出る過去問を解く →

背景

実データを更新のたびにディスクへ書けば安全だが、ランダムな位置への書込みが多発して性能が出ない。まとめ書きにすると今度は、障害時のディスク上の実データがどの時点のものか分からなくなり、進めることも戻すこともできない。ここで「ログが必ず先」という順序さえ守れば、実データがどこまで書けていてもログが上位の記録として残るため、あらゆる中間状態から復元できる。性能と回復可能性を両立させる要が、順序の固定という一点にある。

具体例

PostgreSQLのWAL、OracleのREDOログがこの規約の実装で、コミット要求を受けたプロセスはログの書出し完了を待ってから利用者へ応答を返す。データファイルへの反映はチェックポイントなどの契機でまとめて行われるため、コミット直後のデータファイルには更新が載っていないことのほうが普通である。

試験での引っ掛け

コミット時にディスクへ確実に書かれるのはログであって実データではない、という向きを取り違えやすい。この規約があるからこそ「コミット済みの更新は必ず再現できる」と「未コミットの更新は必ず取り消せる」の両方が成り立ち、片方でも欠けると回復方式そのものが成立しない。順序を逆にして実データだけが書けた状態を作ると、ログに手掛かりが無いためどちらの方向へも直せなくなる。

関連用語

出た過去問

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

この語が出る過去問を解く →

試験での特徴
  • 試験では2回出題(2016年度〜2019年度)
  • 分野:午前II
  • コミット時にディスクへ確実に書かれるのはログであって実データではない、という向きを取り違えやすい。