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十分かつ適切な監査証拠とは?じゅうぶんかつてきせつなかんさしょうこ

十分かつ適切な監査証拠とは、「十分」は証拠の量、「適切」は証拠の質を指し、質は監査要点への適合性(関連性)と証明力(信頼性)で評価される。監査人はこの両面を満たして初めて合理的な根拠を得たといえ、監査意見を表明できる。リスクが高いと判断した領域ほど、必要となる量も質も上がる。

最終更新:2026-10-06

試験情報

システム監査技術者試験の過去問では2回出題され、ほかに5問の解説で触れられています(2017年度〜2023年度)。

システム監査技術者試験の頻出用語/午前II

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背景

監査は全件を確かめる作業ではなく、限られた期間と要員で結論を出す作業である。だから、どこで確かめるのを止めてよいかの判断基準が要り、それを量と質の二軸で言い表したのがこの概念である。量だけを積んでも監査要点に合わない証拠は結論を支えず、証明力の高い証拠でも一件では運用の継続性を示せない。論述では「なぜその証拠で足りると判断したか」の説明が求められる。

具体例

承認統制の有効性について、規程と権限設定という整備状況の証拠だけでなく、対象期間の申請から一定件数を抽出して実際の承認証跡を確かめる。件数は母集団の大きさと想定される逸脱率から決め、抽出の方法とその根拠を監査調書に残す。

試験での引っ掛け

件数を増やせば「適切」になるわけではない。監査要点に合わない証拠は何件集めても質を満たさない。逆に、証明力が高い証拠が一件あれば足りるとも限らず、運用状況の評価には期間を通じた継続性を示すだけの量が要る。

関連用語

出た過去問

問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 試験では2回出題(2017年度〜2023年度)
  • 分野:午前II
  • 件数を増やせば「適切」になるわけではない。