アクティビティ図とは?あくてぃびてぃず
アクティビティ図とは、処理や業務の流れを開始から終了まで順に表すUMLの振る舞い図。条件分岐(菱形)、並行処理の分岐と合流(太い横棒のフォークとジョイン)、担当者ごとの区切り(パーティション、いわゆるスイムレーン)を表現でき、業務フローの記述や、科目Bで処理手順を読み解く土台として使われる。
最終更新:2026-10-06
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従来のフローチャートは制御の流れを1本しか描けないため、複数の担当者や同時に進む作業を表そうとすると線が交差して読めなくなる。誰の作業かをレーンで分け、並行する区間を専用の記法で囲めば、業務そのものの構造——待ちが発生する箇所と責任の切れ目——が図の上に現れる。
具体例
「申請する→上長が承認する→(承認なら)経理が処理する/(却下なら)申請者へ差し戻す」という流れを、菱形の分岐と矢印で描く。縦のレーンを「申請者」「上長」「経理」に分ければ、どこで部門をまたぐかが一目で分かり、承認待ちが滞留しやすい箇所も特定できる。
試験での引っ掛け
フローチャートと似て見えるが、太い横棒でフォーク(並行処理の開始)とジョイン(合流)を表せる点が決定的な違い。オブジェクトの状態遷移を描くステートマシン図とは着目対象が異なり、こちらは処理の流れ、あちらは状態そのものを追う。またUMLの分類上は振る舞い図であって構造図ではない点も問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問64(IPA)
業務要件定義において,業務フローを記述する際に,処理の分岐や並行処理,処理の同期などを表現できる図はどれか。
正解:アクティビティ図
要点:アクティビティ図は分岐・並行処理・同期を表せる業務フロー図
アクティビティ図は処理の流れを表すUMLの図で、条件による分岐と合流のほか、フォークとジョインによって複数の処理が並行して進む様子や、その同期を表現できる。業務フローの記述に適している。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問62(IPA)解説で登場
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問66(IPA)
UMLの図のうち、業務要件定義において、業務フローを記述する際に使用する、処理の分岐や並行処理、処理の同期などを表現できる図はどれか。
正解:アクティビティ図
要点:業務フローの分岐・並行・同期はアクティビティ図で表す
アクティビティ図は、処理の流れを開始から終了まで順に表し、条件による分岐や合流、並行して行う処理の分割と同期をフォークやジョインで表現できる。このため業務の手順を可視化する業務フローの記述に適している。誰が行うかをレーンで区切って示すこともできる。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問66(IPA)
UMLの図のうち、業務要件定義において、業務フローを記述する際に使用する、処理の分岐や並行処理、処理の同期などを表現できる図はどれか。
正解:アクティビティ図
要点:アクティビティ図は分岐・並行・同期を含む処理の流れを表す
アクティビティ図は処理の流れを表すUMLの図で、判断ノードによる分岐、フォークとジョインによる並行処理と同期を表現できる。業務フローの記述に適しており、業務要件定義でよく用いられる。
出典:令和2年度 10月試験 応用情報技術者試験 午前 問46(IPA)
UMLのアクティビティ図の特徴はどれか。
正解:多くの並行処理を含むシステムの、オブジェクトの振る舞いが記述できる。
要点:アクティビティ図は並行処理を含む処理の流れを表す
アクティビティ図は、処理の流れを開始から終了まで順序立てて表す振る舞い図である。フォークとジョインによって並行して進む処理を明示できるため、並行処理を多く含むシステムの振る舞いの記述に向いている。
出典・参考
公式シラバスの1 基礎理論 > 5. その他の言語 > (2) その他の言語に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。