ユースケース図とは?
ユースケース図とは、システムの外部にいる利用者や外部システム(アクタ)と、システムが提供する機能(ユースケース)との関係を表すUMLの図。システムの境界と、誰が何をできるのかを関係者と合意するために、要件定義の初期段階で使われる。
応用情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2016年度〜2019年度)。
ゆーすけーすず
ユースケース図の意味
システムの外部にいる利用者や外部システム(アクタ)と、システムが提供する機能(ユースケース)との関係を表すUMLの図。システムの境界と、誰が何をできるのかを関係者と合意するために、要件定義の初期段階で使われる。
ユースケース図の具体例
図書館システムで、棒人間の「利用者」から楕円の「蔵書を検索する」「貸出を予約する」へ線を引き、「司書」から「貸出を登録する」へ線を引く。四角い枠がシステムの範囲を示し、枠の外にアクタを置く。
ユースケース図は試験でどう引っ掛けられる?
機能の内部処理手順や画面遷移は表現しない。またアクタは人間とは限らず、外部システムや定時起動の仕組みも含まれる。「〜画面を表示する」のような実装寄りの記述をユースケース名にするのは不適切。
ユースケース図と関連する用語
ユースケース図が出た過去問
表は,ビジネスプロセスをUMLで記述する際に使用される図法とその用途を示している。表中のbに相当する図法はどれか。ここで,ア~エは,a~dのいずれかに該当する。
正解:ユースケース図
要点:ユースケース図は機能単位と利用者の関係を表す
システムが提供する機能のまとまりと、それを使う利用者(アクタ)との関係を表すのはユースケース図である。利用者から見た外部的な振る舞いを示し、要件の整理に使われる。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問66(IPA)業務プロセスを可視化する手法としてUMLを採用した場合の活用シーンはどれか。
正解:複数の観点でプロセスを表現するために,目的に応じたモデル図法を使用し,オブジェクトモデリングのために標準化された記述ルールで表現する。
要点:UMLは複数の図法で多角的にモデル化する標準記述ルール。
UMLはオブジェクト指向のモデリングのために標準化された記述ルールをもち、クラス図・ユースケース図・アクティビティ図など複数の図法を備えている。業務プロセスの可視化では、目的に応じてこれらの図を使い分け、構造・振る舞いなど複数の観点から表現できる点が特徴である。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問62(IPA)要件定義において、利用者や外部システムと、業務の機能を分離して表現することによって、利用者を含めた業務全体の範囲を明らかにするために使用される図はどれか。
正解:ユースケース図
要点:ユースケース図はアクタと機能を分けてシステムの範囲を示す
ユースケース図は、システムの外にいる利用者や外部システムをアクタとして描き、システムが提供する機能をユースケースとして表す。両者を境界線で区切って表現するため、システムが何をどこまで担うのか、誰が関わるのかという業務全体の範囲を明確にできる。
出典:令和1年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問65(IPA)UMLのユースケース図の説明はどれか。
正解:システムとアクタの相互作用を表現する。
要点:ユースケース図はアクタとシステムの相互作用を表す
ユースケース図は、システムの外側にいる利用者や外部システム(アクタ)と、システムが提供する機能(ユースケース)との関係を表す図です。システムが誰に対して何をするのかという利用者視点の振る舞いを示すため、要件定義の段階で用いられます。内部の構造や状態遷移は、クラス図や状態遷移図など別の図が担当します。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問46(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。