業務要件定義とは?ぎょうむようけんていぎ
業務要件定義とは、システムに何を作らせるかではなく、そもそも仕事の進め方をどう変えるかを先に決める工程。目標とする指標、新しい業務の流れ、担当と役割、件数やピークの規模、法令・社内規程上の制約を発注者側の言葉で確定させ、機能要件と非機能要件はそこから導く。
最終更新:2026-10-06
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システム化の依頼は「いまの帳票をそのまま画面にしてほしい」という形で降りてくることが多い。そのとおりに作れば動くものはできるが、業務の手順が変わらないため、投資の理由だった指標は改善しない。何のためにいくら投じるのかを説明できる状態にするには、システムの話に入る前に、目指す業務の姿と測る指標を発注者側の言葉で確定させておく必要がある。
具体例
「受注から出荷までの日数を3日から1日にする」という目標に対し、受注確認の承認を2段から1段へ減らす新しい業務手順を定義し、そのうえで在庫引当のオンライン化を機能要件として導く。人手で運用する部分と自動化する部分の切り分けや、繁忙期の件数の見込みもここで決める。
試験での引っ掛け
業務要件はシステムの機能一覧ではない。画面や機能から入ると、業務を見直さないまま現行をそのまま自動化することになり、狙った指標が改善しない。またシステム化しないと決めた業務も、要件として明記して合意しておく必要がある。応答時間や可用性の水準は非機能要件であって、業務要件とは層が違う。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問66(IPA)
UMLの図のうち、業務要件定義において、業務フローを記述する際に使用する、処理の分岐や並行処理、処理の同期などを表現できる図はどれか。
正解:アクティビティ図
要点:業務フローの分岐・並行・同期はアクティビティ図で表す
アクティビティ図は、処理の流れを開始から終了まで順に表し、条件による分岐や合流、並行して行う処理の分割と同期をフォークやジョインで表現できる。このため業務の手順を可視化する業務フローの記述に適している。誰が行うかをレーンで区切って示すこともできる。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問66(IPA)
UMLの図のうち、業務要件定義において、業務フローを記述する際に使用する、処理の分岐や並行処理、処理の同期などを表現できる図はどれか。
正解:アクティビティ図
要点:アクティビティ図は分岐・並行・同期を含む処理の流れを表す
アクティビティ図は処理の流れを表すUMLの図で、判断ノードによる分岐、フォークとジョインによる並行処理と同期を表現できる。業務フローの記述に適しており、業務要件定義でよく用いられる。
出典・参考
公式シラバスの7 システム戦略 > 2. 要件定義 > (2) 要件定義に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。