ネットワーク外部性とは?ねっとわーくがいぶせい
ネットワーク外部性とは、その財の価値が、品質や価格ではなく利用者の数によって決まる性質。他人が使うほど自分にとっての価値が上がるため、同じ側の利用者が増えて効く直接効果と、補完財や反対側のグループが増えて効く間接効果に分かれる。臨界点(クリティカルマス)を越えると普及が自走し、市場が勝者総取りへ傾きやすい。
最終更新:2026-10-06
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通常の財は、買った人が増えても自分の効用は変わらない。ところが電話やSNSのように「相手がいて初めて使える」財では、他人の購買が自分の効用を左右するため、価格と品質だけでは市場の勝敗を説明できない。この外部性を織り込むと、初期の赤字を許してでも先に利用者数を積む戦略が合理的だと説明でき、情報化投資の稟議で「なぜ今、採算を割ってでも広げるのか」を語る根拠になる。
具体例
LINEは、連絡先の相手が使っているほど自分にとっての価値が上がる直接効果で普及し、後から決済や公式アカウントという補完サービスが乗って間接効果も働いた。交通系ICカードの相互利用も、使える事業者が増えるほど1枚の価値が上がる例である。
試験での引っ掛け
規模の経済と混同しない。規模の経済は生産量が増えて単位コストが下がる供給側の話、ネットワーク外部性は利用者が増えて製品の価値そのものが上がる需要側の話である。直接効果(同じ側の利用者が増える)と間接効果(補完財や反対側のグループが増える)の取り違えも狙われる。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問12(IPA)解説で登場
マルチサイドプラットフォームのビジネスモデルの説明はどれか。
正解:顧客価値を創造するために、複数の異なる種類の顧客セグメントをつなぎ合わせ、顧客セグメント間の交流を促進する仕組みを提供するモデルである。
要点:マルチサイドPFは異なる顧客層をつなぎ交流を仲介するモデル
マルチサイドプラットフォームは、売り手と買い手、利用者と広告主のように性質の異なる複数の顧客セグメントを同一の場に集め、その間の取引や交流を仲介することで価値を生むビジネスモデルである。一方の参加者が増えるほどもう一方にとっての魅力が高まるという間接ネットワーク効果が働く点が特徴となる。
出典:令和7年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問12(IPA)解説で登場
マルチサイドプラットフォームのビジネスモデルに関する説明はどれか。
正解:顧客価値を創造するために、複数の異なる種類の顧客セグメントをつなぎ合わせ、顧客セグメント間の交流を促進する仕組みを提供するモデルである。
要点:異なる顧客グループをつなぎ相互作用を生む基盤型モデル
マルチサイドプラットフォームは、性質の異なる複数の顧客グループ(例:出品者と購入者、広告主と読者)を一つの基盤の上でつなぎ、相互のやり取りを促すビジネスモデルである。片方が増えるともう片方の価値も高まるネットワーク効果が働く点が特徴である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。