イノベータ理論とは?いのべーたりろん
イノベータ理論とは、エベレット・ロジャーズが示した、新しい製品や技術を採り入れる時期による顧客の5分類。イノベータ2.5%、アーリーアダプタ13.5%、アーリーマジョリティ34%、レイトマジョリティ34%、ラガード16%で、先頭2層の累計16%を超えると普及が加速するとされる。層ごとに買う理由が違うため、訴求も投資計画も切り替える。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
新製品の売れ行きを「良い/悪い」の一括りで見ていた時代は、初期に売れたのに伸びない、逆に遅れて急伸するといった動きを説明できなかった。ロジャーズは農業の新品種がどう広まるかの調査から、採用の早さで人を分ければ普及が時間軸に沿った曲線として説明できることを示した。事業戦略の実務では、いま市場がどの層にいるかで必要な投資額と回収時期が変わるため、普及段階の見立てそのものが投資計画の前提になる。
具体例
PayPayは、初期に大型還元で新しい決済手段を試したがる層を集め、そのうえで加盟店開拓と公共料金支払いなど生活用途の拡充を進め、還元頼みでない主流層の利用へ移していった。訴求の重心が先進性から日常の利便へ移った例として読める。
試験での引っ掛け
キャズムの位置を「イノベータとアーリーアダプタの間」と取り違える出題が定番で、正しくはアーリーアダプタとアーリーマジョリティの間。比率も入れ替えやすく、マジョリティ2層が各34%、ラガードが16%。普及が加速する境目の16%は2.5%+13.5%の累計である。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問12(IPA)
ジェフリー・A・ムーアはキャズム理論において,利用者の行動様式に変化を強いるハイテク製品では,イノベータ理論の五つの採用者区分の間に断絶があると主張し,その中で…
正解:アーリーアダプタとアーリーマジョリティの間
要点:キャズムはアーリーアダプタとアーリーマジョリティの間の溝
キャズム理論では、イノベータ理論の採用者区分のうち、新しさ自体に価値を見出す初期市場(イノベータ、アーリーアダプタ)と、実績や安心を重視するメインストリーム市場(アーリーマジョリティ以降)とで購買の動機が根本的に異なるとする。この断絶がキャズム(深い溝)であり、アーリーアダプタとアーリーマジョリティの間に位置する。ここを越えられるかが普及の分かれ目となる。
出典:平成30年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問12(IPA)
ジェフリー・A・ムーアはキャズム理論において、利用者の行動様式に変化を強いるハイテク製品では、イノベータ理論の五つの採用者区分の間に断絶があると主張し、その中で…
正解:アーリーアダプタとアーリーマジョリティの間
要点:キャズムはアーリーアダプタとアーリーマジョリティの間の溝
キャズム理論では、革新性そのものに価値を見出す初期市場(イノベータ、アーリーアダプタ)と、実績や安心を重視するメインストリーム市場(アーリーマジョリティ以降)で購買の判断基準が根本的に異なるとする。この断絶がキャズムであり、アーリーアダプタとアーリーマジョリティの間に存在する。ここを越えられるかどうかが本格普及の分かれ目になる。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの8 経営戦略 > 1. 技術開発戦略の立案 > (1) 技術開発戦略に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。