非機能要求グレードとは?ひきのうようきゅうぐれーど
非機能要求グレードとは、発注者と受注者が非機能の水準を同じ言葉で合意できるようにするため、IPAが公開している段階表と使い方のガイド。要求を可用性・性能拡張性・運用保守性・移行性・セキュリティ・システム環境/エコロジーという6大項目へ分け、項目ごとに水準を段階で選ばせる。社会的影響の大きさが異なるモデルシステムを基準に、選んだ水準とその理由を記録に残す。
最終更新:2026-10-06
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機能の話は業務部門でも絵にできるが、「止まらないこと」「速いこと」は言葉にすると水準が人によって違い、契約後に食い違いが表面化する。稼働率を99%で作るか99.99%で作るかで構成も費用も桁が変わるのに、発注側にはその差が見えない。要求を段階の選択肢として並べ、上の水準を選べば何が増えるのかを費用とセットで示すことで、非機能を交渉できる形にしたのがこのガイドになる。
具体例
調達の場で、稼働率を99.9%とするか99.99%とするかを段階表から選ぶ。上を選べばサーバの二重化に加えて拠点を分けた待機系と切替訓練が要ることが表から読めるため、発注者は費用の増加を理解したうえで水準を決められる。IPAはこのグレード表と利用ガイドを公開しており、RFPへそのまま添付できる。
試験での引っ掛け
機能要件はこのガイドの守備範囲に入らない。並ぶのは可用性・性能拡張性・運用保守性・移行性・セキュリティ・システム環境/エコロジーの6大項目だけ。SLAと同一視するのも誤りで、水準を選んで合意するのは調達・要件定義の段階、運用段階で守る約束として掲げるのがSLA。上の段階ほど良いという読み方も外れで、費用と釣り合う水準を選ぶための表になる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。