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誤り訂正符号(ECC)とは?あやまりていせいふごう(イーシーシー)

誤り訂正符号(ECC)とは、記憶や通信の途中でビットが化けても、あらかじめ付けておいた冗長なビットから元の値を復元できるように設計された符号。誤りを見つけるだけのパリティやCRC(通信の破損を検査する符号)と違い、1ビット程度なら装置が自動で直して処理を続ける。サーバ用メモリやSSDに標準で入っており、業務用機器と個人向け機器の価格差の理由のひとつになっている。

最終更新:2026-10-06

試験情報

ITストラテジスト試験の頻出用語/午前II

別名:Error Correcting Code、誤り訂正符号

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背景

記憶素子のビット反転は、宇宙線や素子の劣化によって確率的に必ず起きる。厄介なのは止まらずに誤った値のまま処理が進むことで、会計や在庫の数字の狂いとして何日も後に現れ、原因の特定ができない。ECCは、この静かな破損を装置の層で吸収して業務アプリケーションに漏らさないための保険であり、経営会議では「壊れてから直す費用を、機器の購入時に前払いしている」と説明できる。

具体例

HPE ProLiantやDell PowerEdgeのようなサーバは、ECC対応のメモリを標準で載せる一方、量販店のPCは非対応で、同じ容量でも単価が違う。基幹システム刷新でクラウドの仮想サーバへ寄せる場合も、ECCは事業者側の物理機器の仕様として費用に含まれている。同じ考え方はQRコードにも使われており、一部が汚れても記号の冗長分から読み取れる。

試験での引っ掛け

パリティやCRCは検出まで、ECCは訂正までという能力の差が入れ替えて問われる。ECCはバックアップの代替にもならず、守るのは記憶素子の中の1ビット単位の化けであって、ディスクや拠点の喪失は別の備えの担当になる。RAIDと混同する答案も多いが、RAIDはディスクの故障に対する冗長で、メモリ上で起きた誤りは救えない。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:午前II
  • パリティやCRCは検出まで、ECCは訂正までという能力の差が入れ替えて問われる。