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ランサムウェア対策とは?らんさむうぇあたいさく

ランサムウェア対策とは、データを暗号化して使えなくし、復旧と引き換えに金銭を要求する攻撃への備え。侵入を防ぐ対策に加えて、ネットワークから切り離したバックアップからの復旧手順、身代金を支払うかどうかの経営方針、公表と当局・取引先への報告の段取りを、平時に決めておくことまでが範囲になる。技術対策だけでは完結せず、経営としての意思決定が不可欠な点がST試験の要点になる。

最終更新:2026-10-06

試験情報

ITストラテジスト試験の頻出用語/午前II

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背景

従来の攻撃は情報を盗んで換金するまでに手間がかかったが、暗号化して被害者本人から直接支払わせる方式は、換金の経路が短く攻撃側の効率が高い。さらに攻撃を分業する事業者まで現れ、標的は大企業に限らなくなった。事故が起きた瞬間に、支払うのか・公表するのか・いつ取引先に伝えるのかを判断しなければならず、その場で決めようとすれば必ず遅れる——だから平時に決めておくことが対策の中身になる。経営会議では「復旧できるかどうかは訓練済みのバックアップで決まり、公表するかどうかは事前の方針で決まります。事故当日に決められることは何もありません」と述べ、方針の決議そのものを議題に載せる。

具体例

2022年の大阪急性期・総合医療センターや、2021年の徳島県つるぎ町立半田病院の被害では、電子カルテが使えなくなり診療そのものが数か月にわたって制限された。ここから読み取るべきは、被害が情報漏えいではなく事業停止として出ること、そして復旧の可否が取引先や委託先を含めた経路の管理に左右されることで、中期計画では基幹システムだけでなく委託先の対策状況の確認まで範囲に入れる必要がある。

試験での引っ掛け

バックアップがあれば安心とは言えない。近年は暗号化の前にデータを窃取して公表を脅す二重恐喝が主流で、復元できても情報漏えいの事実は消えない。またバックアップ装置がネットワークに接続されたままなら同時に暗号化されるため、隔離された複製と、実際に戻せるかを確かめる復元訓練までがセットになる。「身代金を払えば早い」という判断も、復号できる保証がなく、支払いが犯罪組織への資金提供として問題になりうる点で、その場の損得だけでは決められない。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:午前II
  • バックアップがあれば安心とは言えない。